白銀の魂を持つ女侍 1

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「でりゃぁぁぁぁぁああ！！！」
木刀で斬りつける。

「坂田！！援護する！！鵺！！」

「頼むぜ。伏黒クン」

「いい術式だ」

ドゴォ！！

「坂田！！っ！！」
鳩尾に蹴りを入れられ、壁に叩きつけられた。

「グハッ！！」
クッソ、これは内臓イカれたか？

もう少し持てよ。なぁ。

「ほう、まだ立ち上がるか。もう諦めてしまえばいいものを。どうせ、ココは直さん。それ以上は体が持たんぞ。直してやろうか？ケヒヒっ」

「うるせぇな。黙ってろよ。クセー口で喋んじゃねーよ。私は、諦めたりなんかしめぇよ。そんなことをしたら折れちまう、私のココが」
トントンと自分の胸を叩く。

「私の魂(ココ)は絶対に折れたりなんかしねぇんだよ！！宿儺ぁぁぁぁぁああ！！！テメェはここで殺す！！そして、虎杖を戻す！！」




伏黒side
坂田Aは不思議な奴だ。
チャランポランで大食らいで、女とは思えない言動をする。


けどとても優しい心を持った女。

俺が護りたいと思う善人だ。



ボロボロになりながらも、虎杖を戻って来させようと奮闘する。

けど、俺は一瞬見た。

銀髪を紙紐で括り、刀を持ち、戦装束を着た女。

その女は、鬼のように強く



そして、美しかった。

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