今日からキョウダイです《青》

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翔太side





残った撮影メンバーは俺と目黒。






先に目黒が呼ばれて出て行き、入れ替わりで戻ってきた康二。





待ち時間が長く睡魔に襲われていた俺は、

少し寝ようかと目を閉じていた。





康「それにしても綺麗やったな〜」


ラ「康二くん、しーっ！！」


そう言ってラウールが康二を黙らせた。









『綺麗だったって何が？』




薄目を開けて聞くと、



康「あー…あれや、チャペルが綺麗やったな〜と思って言うたんよ！」


そんな康二の姿を見て笑いを堪えているメンバーたち。





…なにか隠してる。


そう思ったが睡魔には勝てずいつの間にか寝ていた。






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佐「翔太〜？呼ばれてるよー！」



佐久間に起こされチャペルへ向かおうとすると

ちょうど目黒が戻ってきた。



目「綺麗だったよ」



すれ違いざまにそう言って楽屋へと入ってしまった。





『なんなんだよまじで』



みんながなにを隠していたのか分からず

イライラしながらチャペルへ入る。








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『…A？』



遠くからでもわかる。




ウエディングドレスを着ていて

雰囲気こそ違うけどあの後ろ姿はAだ。






隣に並びその姿を改めて見ると、

みんなが口々に綺麗だと言っていた理由がわかった。




『めちゃめちゃ綺麗だよ』


A「翔太に言われるとなんか照れる(笑)」





そう言って照れ笑いを浮かべたA。




…まじであの元カレ勿体ないことしたな。






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そのまま順調に撮影も進んで無事終了。







『着替える前にちょっと写真撮らない？』




このAの姿を残しておきたくて

携帯を取り出しツーショットを撮った。



A「あとで送って？お父さんに見せたい(笑)」



『となり俺だけど(笑)』



A「確かに(笑)でも翔太たちのスタイリストやってるって言ってあるから、察しはつくでしょ！」







その言葉に納得しつつAと別れた。






写真を撮ったことがメンバーにバレたら

面倒なことになりそうだなと思いながら

楽屋へ戻り帰りの準備をした。






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