笑わない女に恋をした《青》 (ページ8)

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『今日も放課後プリント渡しに行かないとか…』

次の日の朝、

学校に向かいながら来たる放課後のことを思うと

めんどくさい…というより、気まずい。

ため息を吐きながら教室のドアを開けると

いつもより教室内がざわついていた。

今の私はそんなこと気にすることなく自分の席に着く。

すると、

翔「おはよ」

『おは……っえ？なんでいんの？』

いつも空席だった隣の席にしれっと座っていた彼。

翔「来ちゃ悪かった？放課後プリント届けに来るのめんどくさいだろ？」

『そりゃ、まぁ…でも私、笑ってないけど…』

翔「うん、その話ね…」

その瞬間ニヤリと笑った彼。

翔「俺がお前を笑わせてやるよ」

『は？…なに言ってんの？』

翔「だから、俺が笑わせてやるって言ってんの！」

さっきからずっと、無理難題を……でも。

『…やれるもんならやってみな』

翔「あははっ(笑)やってやるよ、覚悟しとけ」

ここから私たちの勝負？が始まった。

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