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朝に感じる成長と.... ページ12

荀sidi
部屋は全部2階にある。
１階には共有スペースがある。
俺ら7人家族やから7つ分部屋を用意するんは
難しくって3つの部屋を家族で
分けることにした。
階段を登ると1番近くにある部屋には
荀、照史、望と書かれたホワイトボード。
このホワイトボードにその日眠る人の名前を
書く。
右の部屋には流星、崇裕。左には大毅、智洋と
多分お兄ちゃん達に
書いてもらったやろう文字。

まずは左の大毅と智の部屋。
左の部屋のドアノブを掴みひねれば
可愛らしく2人で一緒のベッドで眠っとる。
部屋には2つベッドを置いとるから
3人のところはともかく1人で眠れんねんけどな
仲良いなぁそう微笑んだ。

荀「起きろー！」

そう叫べば体をビクッと震わせる2人。

ともひろ「お、起きるから……
びっくりさせんといて」

そう起きると言いながらも体は反対で
布団に潜ってってんやけどなぁw

荀「全然起きてへんやんけ
ほら今日の朝飯はフレンチトーストやで？
たかがつくってくれてんやから」

布団から智を引きづり出して抱っこして
ギューって抱きつく。

ともひろ「ん、もう目覚めたし起きる」

降りたい！というように肩を叩いてきた
智を降ろすと智は大毅の胸あたりに乗った。

大毅「っ！？重いよともぉ〜」

お兄ちゃんっぽい優しい声でそう言うと智を
どかし「俺降りてくるわな」そう言って
部屋から出て言った。
あいつももホンマ、
お兄ちゃんになったんやなぁ。
まぁ、まだ5歳児な所はあんねんけどな。
残りは流星や。
左の部屋から出ていき流星のおる
右の部屋へ向かった。

荀「りゅーせーい、朝やでー」

ドアノブに手をかけ押しながらそう言うと
見えてきたのは布団の隅っこをギュッと掴み
静かな部屋に柔らかい寝息を響かせている
流星。

荀「流星、あーさっ」

流星のお腹があるらへんの所を
優しくトントンしても起きない流星の
脇元に手を回しベッドに座らせれば流星は
後ろに重心をかける。
どんだけ眠りたいんや。
と思いながら流星のまだぷにぷにしたほっぺを
つんつんと触れば揺れる頬。
可愛ええなぁ。
そう思いながらほっぺをずぅっと触る。

りゅうせい「……んぅ？やぁっ」

目をパチパチト瞬きさせ起きた流星は
触っていた私の手を可愛らしい小さな手で
どかしてきた。

荀「流星？おっきしよっか」

そう言えば一気に体が倒れ横になった流星。
流星はもう寝息をたてていた。