ポアロの常連さん【名探偵コナン】 (ページ7)

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６話ページ7

マスターと出会い、前世の記憶を思い出して数年がたち、私は27歳のアラサーになっていた。

そして月日がたつにつれて、前世のことも詳しく思い出し、ここが"名探偵コナン"の世界だということが分かった。

朝、いつものように太陽を見送ったあと、ポアロに行く。

朝のルーティンになってしまった為、ポアロでコーヒーを飲まないと落ち着かないのだ。

コーヒーを朝に飲むために出勤時間が遅めの会社を選んだくらい。

私もすっかり常連さんだなぁ…と思いながらポアロまで歩き、

いつものようにポアロのドアを開けると、

梓「いらっしゃいませー！」

聞き覚えのない可愛らしい女性の声が聞こえた。

梓さんだ…生で見ると凄く美人だな…

梓「？…あの…？」

『！すみません、ジロジロ見ちゃって…美人だなと思って、』

梓「えー！そんなぁ〜褒めても何もでてきませんよ！」

マ「Aさん、おはよう。いつものでいいかい？」

『マスターおはよ、いつものでお願い』

梓「………あの、お客様ってもしかして常連さん…ですか？」

『18歳の頃から通ってますから…9年くらいですね〜』
　

梓「え、9年ってことは今、27歳ですか！？」

『そうですね。もうアラサーですよ…』
　

梓「年上の先輩だ…」

梓「あ、そうだ！自己紹介がまだでしたね！私は榎本梓です！お客様のお名前は？」

『私は黒澤Aともうします。失礼ですが榎本さんの年齢は？』

梓「梓でいいですよ！私は22です！」

『oh…若い…美人…羨ましい…』

マ「Aさん、コーヒーですよ。」

『ありがとうございます』

『そういえば、マスターって何歳なんですか？』

梓「あー、それ私も気になります！！」

マ「…………秘密ですよ。」

梓「え〜！気になります!」

『私も、んー…………何歳だろ？』

梓「意外とまだ50代とか？」

『いや、60以上だと思う…』

梓「『うーーーーーん…』」

マ「ふふふ、…………Aさん、時間。大丈夫ですか？」

『あー！仕事行かなきゃー！』

急いでコーヒーを飲み、お金を払ってダッシュで駅に行く。

マ梓「「Aさん！いってらっしゃい！」」

『行ってきまーす!!』

朝に"行ってらっしゃい"を言ってもらうのがこんなに嬉しいなんて。

もう大人だけどまだ子供だな…と思いつつ

自然と頬が緩んだ