君のために私は【ポケモン】 (ページ8)

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7話ページ8

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スズナ「連休の間は生徒も先生もすくのうなる。ウチもおらへんし、アンタの“誓い”を知っとるもんはおらんやろ。」

「……何が言いたいの？」

思っていたよりも低く冷たい声が、他でもない私の喉から発せられた。

彼女からそんなこと言われるなんて思っていなかったからだ。

スズナ「…もうええんちゃうの？アンタがこれ以上傷つくことない！」

「……ダメだ。」

スズナ「でも…！」

「スズナちゃん。」

わかっている。

スズナちゃんが私を心配してくれてること。

そして、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿もう、私は許されていることも。

それでも…。

「私が許せないんだ。」

スズナ「………ほか、わかった。」

「ふふ、プラターヌ博士とカルネさんによろしくね。あとお姉さんにも。」

スズナ「わかっとるよ。クソ生意気にやっとるって言っといたる。」

「ンン！？それはなんか違くない！？」

そう叫ぶ私を見て笑いながらスズナちゃんは帰省のバスに乗り込んで行った。

リコと一緒にバスを見送り、リコとニャオハと話しながら寮へ戻った。

寮の扉を開けると、寮母さんと知らない男がいた。

寮母「ああ、2人とも。お客さんですよ。」

？「初めまして。リコさんとサクリファさん…ですね？」

リコ「はっ、はい。どちら様ですか？」

見知らぬ男はリコのおばあさんの代理人だという。

え、リコのおばあさんって偉い人なの？

男はおばあさんから手紙を預かってきたと言い、リコに手紙を渡した。

……なんかクセーな。

「リコのおばあさんの代理人なら、なんで私の客になるんだ？」

？「おばあ様のご友人が、是非にあなたに会いたいと申しているよでして。あなたにもこの手紙を預かっております。」

「ご友人…？」

私も手紙を受け取ったが、やはり臭う。

リコも怪訝な顔で男を見つめていた。

リコ「あの、これは一体…。」

？「事情は後ほど。大切なペンダントをくれぐれも忘れずに持ってきて欲しい、との事です。」

ニャオハも奴をクロ認定したのか、男に向かって威嚇した。

それをリコが窘め、準備してくる言って各々の部屋に戻った。

私は迷わず非常用のリュックを掴み、閉まってあった“4つのモンスターボール”をリュックに入れ、窓から外に出て坊やを出した。

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