君のために私は【ポケモン】 (ページ6)

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5話ページ6

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次の日、私はアンとリコと校内のバトルコートがある場所に来ていた。

アン「ねえサクリファ！昨日言ってた相棒ポケモン見せてよ！」

「ああ、それか。いいよ。」

飛び跳ねて喜ぶアンと、目を輝かせてわくわくしているリコを横目に、モンスターボールを1つ投げた。

そして出てきたのは、黄色と赤の毛並みのキツネポケモン。

アン「わぁー！！この子なんてポケモン！？」

リコ「すごく綺麗だね！」

「ありがとう。この子はテールナーっていうんだ。カロス地方のポケモンだよ。」

テールナー「ルナァ！」

よろしく〜、とテールナーを撫でる2人に初々しいなと思いながら笑みを浮かべた。

ひと通り撫でたあと、せっかくだからと勝負をすることになった。

「それなら、まずはアンとリコでやってみなよ。私は経験者だから、アドバイスしたげる。」

アン「わかった！じゃあやろう、リコ！」

リコ「う、うん！」

そうして始まった2人のバトル。

アンとミジュマルは上手く連携が取れているが、リコとニャオハはどうやら上手くいっていないらしい。

ニャオハはリコの指示を聞かずに飛び出し、アンに勝負にならないと言われていた。

リコ「もう、いつも無茶ばっかして…。何考えてんだかわかんない…。」

「ふむ…。まずはバトルよりも信頼関係を築くことを重視した方がいいね。」

リコ「だよね…。うん、頑張る。」

そして、アンが勝ったため次は私とアンの勝負だ。

タイプ相性はこちらから見れば悪い。

テールナーはほのおタイプ、ミジュマルはみずタイプ。

みずはほのおに勝るのだ。

「まっ、負けないけどね。」

アン「言うじゃん！じゃあ行くよ！ミジュマル、みずでっぽう！」

ミジュマル「ミーッジュ！！」

初手からみずでっぽうか。

なら避けてカウンターかな。

「テールナー！避けてサイコキネシス！」

テールナー「ルナッ！」

サイコキネシスは見事命中し、私はアンに勝った。

テールナーの頭を撫でてアンにアドバイスをする。

「アンは初手からタイプわざを出してるよね。それもいいと思うけど、能力値を変えるわざもあることを忘れないで。しっぽをふるとか、こわいかおとかね。」

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