3話 ページ4
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フョードルに精一杯の威嚇をしていると、フョードルは立ち上がってわしにのしかかる様に抱きついてきた。
なになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになになに(((
フョードル「嗚呼…。これでぼく好みの匂いになりましたね。」
「ちゃうねんちゃうねん。これな?あんた好みの匂いやなくてね?あんたの匂いなんですよ。わかります?」
フョードル「えぇ、わかっていますよ。」
付き合ってへんのに独占欲強いな!!
なんて突っ込んでやろうと思ったが、すごく嬉しそうにして愛情がたっぷり詰まった視線を向けてくるもんだから、何も言えずにため息だけ出た。
「もうええわ。せっかく冷えたビールがぬるくなる。はよ飲も。」
フョードル「エナジードリンクは目が冴えてしまいますから、冷蔵庫に入れたままにしておきましたよ。」
「了解了解。」
缶ビールをカポシュッと気持ちいい音を出して開け、グラスに移す。
グラスを持ってフョードルの方に少し突きだし、乾杯のポーズをとった。
「今日もお疲れ様でした自分!!カンパーイ!!」
フョードル「お疲れ様でした。」
ビールを一気に飲めるだけ飲み、グラスをテーブルに叩きつけて空気を肺いっぱいに吸い込む。
「くぅぅぅぅ…!!!うっっっまあ…!!」
一息ついてポテチを2、3枚重ねて口に放り込んだ。
パリパリといい音がなり、じゃがいもと塩の味が口に広がった。
「あ"〜………幸せぇ………。」
フョードル「…ふふ。」
「あ?なんやねん。」
せっかくの幸せの一時を邪魔すんな、と目で訴える。
すると、フョードルはテーブルに頬杖をつき、わしの顔をジーッと眺めた。
フョードル「いえ、ただ…。本当に愛おしいなと思いまして。」
「………そ。」
やっぱりわしも人というか女というか、イケメンにそんなこと言われたら照れてしまう。
現に顔が熱くなっていくのを感じる。
照れ隠しにビールを思いっきり飲み、次の缶を開けて移した。
__________数時間後、わしは見事に酔い潰れ、下がってくるまぶたに抗えず、意識を手放した。
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ユウ(プロフ) - メープルさん» ですよね!!いつの間にかいることが当たり前になってると錯覚しそう (12月1日 17時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
メープル - 私もドス君にストーカーされたい←おい (12月1日 17時) (レス) @page8 id: e52a8096f8 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - オタクさん» ありがとうございます!体調治ったら更新しますね〜! (7月22日 2時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - ベルゼさん» ありがとうございます!頑張ります! (7月22日 2時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - まーくんさん» ありがとうございます! (7月22日 2時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2023年4月11日 22時