10話 ページ12
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私たちの会話に割り込んで来たあっくんは、どこか不安げな顔をしていた。
中島「リリアちゃんは、今までずっと僕と施設にいたんですよ?外に出かける時はあったけど…、そんな…な、何度も殺されるとか、そんなこと…。」
「うん、君と会った後ではそんなことはなかったよ。」
中島「え…?」
太宰「つまりは、君は敦くんと出会う前に、先刻言ったようなことがあったというわけだね?」
その言葉に肯定すると、今度はくにっきーが困惑したように質問をしてきた。
国木田「小娘。お前…年齢は?」
「年齢?…今は20だけど。」
谷崎「えっ!?年上!?」
くにっきーとザキ(谷崎)、ナオ(ナオミ)は目を見開いて驚いている。
まあ、私見た目は生意気なロリだもんね。←
中島「で、でも!だとしてもリリアちゃんは2歳じゃないですか!そんな歳で爆弾の知識とか得られるわけが…!」
太宰「ふむ…。」
サムは顎に手を添えて、何かを考えるような仕草を見せた。
そして私を見て、口を開いた。
太宰「リリアちゃん。君は何度も
「うん、言ったよ。」
太宰「人を蘇生する異能力が存在するとは到底思えないし、鍛えるのであれば殺してしまっては意味が無い。…リリアちゃん、君は___________本当に人なのかい?」
サムの言葉に私は目だけをサムに向けると、サムの探るような視線と交じりあった。
視線を戻し小さくため息を吐くと、今度は体ごとサムの方を向いた。
「言ったでしょ。名探偵に任せるって。でも、一つだけ教えてあげる。…私は、中島敦の家族だ。それは変わらない。」
中島「リリアちゃん…。」
「そんな不安そうな顔しないでよ。それとも何?私が人じゃなかったら、アンタは私を嫌うわけ?」
中島「え!?き、嫌わないよ!?そんなことで嫌いになれたら苦労しなっ…!…あ。…う、うわぁああああ!!///今のなし!!今のは聞かなかったことにして!!///」
「わかったけど、落ち着きなよ。うるさい。」
中島「アッ、ゴメンナサイ…。」
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ラティ(プロフ) - ハチさん» ありがとうございます! (5月6日 9時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
ハチ - 面白いです❗続きを待っています❗ (5月6日 9時) (レス) id: 4a04534ded (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!頑張ります! (2023年4月1日 2時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず、頑張ってください、更新お待ちしております (2023年4月1日 2時) (レス) @page12 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - アリクイさん» ありがとうございます! (2023年3月30日 10時) (レス) id: 9f10460f0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:七瀬 | 作成日時:2023年2月23日 15時