魔王撃退………私(悪魔)が？【ドラクエXI】 (ページ4)

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3話ページ4

目的地へ着くと、ひとまず安心した。

まだ上に2人の姿があった。

兵士達は脱獄しようとあそこから落ちて死んだ者のことを私から聞いているので下へ覗き込みはしない。

2人が飛び降りてくるところを予想して、川の水を操って水のクッションを作った。

あとは2人が落ちてくるのを待つだけ…って！

「もう落ちてきてるじゃないですか！！」

水のクッションだけでは追いつかないかもしれない…！！

もうダメだと思ったが、勇者の左手の甲が光って2人の体の落下速度が減速した。

そして無事に水のクッションへ落ちてきて、2人は無傷だった。

「あれが…勇者の奇跡…？ハッ！お二方！ご無事ですか！？」

声をかけるが返事がない。

…どうやら気を失っているようだった。

「確か近くに教会があったはず…そこへ届けましょう。嫌だけど。」←

2人を両肩に担いで教会へ向かった。

in教会

「シスター。いらっしゃいますか？」

シスター「はい…あら、ネビュラドール様？」

「こんにちは。突然ですが、この方たちを休ませてあげてくださいませんか？森の川岸に倒れていたのです。」

シスター「もちろんですとも！さあさ、中へお入りください。」

「感謝します。」

2人を奥のベッドに寝かせて私は外へ出た。

シスターには2人が起きたら私の所へ向かわせるように頼んでおいた。

イレブンside

カミュ「おい、起きろよイレブン！」

イレブン「ん…？カミュ？」

目が覚めるとベッドの上で、ステンドグラスが輝く部屋にいた。

カミュ「よおっ！ようやくお目覚めか。ここはデルカダールのはずれにある教会らしい。勇者の奇跡ってヤツを信じて崖から飛び降りたが…どうやらその賭けには勝ったらしい。」

カミュの話によると、カミュも目が覚めたらここにいたらしい。

教会の人が運んでくれたのかな？

カミュ「さて、これでお前もオレも仲良くおたずね者ってわけだ。のんびり休んでいるわけにもいかないが…まずはオレたちを匿ってくれたシスターに礼を言っておくとするか。」

イレブン「そうだね。」

部屋を出てすぐのところにシスターがいた。

シスター「あらお二方…お身体はよろしいのかしら？」

カミュ「ああ、もうバッチリさ。あんたのおかげで助かったぜ。」

イレブン「ありがとうございました。」

お礼を言うと、シスターが凶悪な囚人たちが脱走したという話を聞いたと話した。

僕達は顔を見合せて苦笑いをうかべた。