謎8 ページ9
inグラウンド
「ちゃーす、お二人さん。」
円「お、ユーリか！」
鬼「久しぶりだな。」
「そっすねー。今どき忙しくってあんま来れなくて…すんません。」
円「そんなことはいいんだよ！というか、お前はもっと休んだ方がいいぞ。」
「動いてないとだるいっす。」
鬼「お前らしい答えだな。」
そう言って撫でてくれる鬼道さん。
ちょっとふわふわした気分がする。
「あ、そだ。これどうぞ。」
音「これ…メレンゲクッキー？」
「暇だったので作ってたら材料の量ミスって多くなりすぎたんで差し入れにと思って。」
鬼「なるほどな。まあ、理由はそういうことにしておこう。」
やっぱバレてる…。
なんでいつもわかるんだろうな。
てかニヤニヤしてんじゃねえ音無先生。
そこに空野ちゃん達が来てメレンゲクッキーを渡して、守さんは練習してる部員に向かって叫んだ。
円「おーいお前ら！！休憩にするぞ！！」
部員「「「はい！！」」」
ぞろぞろとベンチへ来る部員達にタオルを渡す空野ちゃん＆山菜ちゃん。
瀬戸ちゃんは天馬の応援団ということでマネ業はしてない。
部員全員が日陰に入って休んだのを確認して、メレンゲクッキーを3年から順に渡していく。
「先輩方、どーぞ。」
三「これ、メレンゲクッキーか？」
「そうっすよ。量ミスって多くなりすぎたんで配ることにしたんすよ。」
車「とか言って、元から配る気でいたんだろ？」
「…別に。」
そうだった…3年組にもバレるの忘れてた…恥ずっ。
ちなみに南沢先輩は高校入学のときに雷門に帰ってきたらしい。
南「へえ、美味いな。」
「あ、それ南沢先輩目当ての女子が作ってくれました。ご丁寧にそれだけ。」
南「は？」
車「南沢、嘘だぞ。」
天「そうだド。」
三「ユーはこういう嘘をよく吐くんだ。まあ、ツンデレってことだ。」
「茹でブロッコリー。」←
車「遠回しに頭湧いてるって言ってるだろ。」
あと髪型ブロッコリーともな。←
てか車田先輩もそう思ってたのか。
「んじゃ、このあとも頑張ってくださいね。そして倒れてキ○タマ踏まれろ。」
車「だからそんなこと言うのやめろっていつも言ってるだろ！！」
「じゃあ車田先輩の息子は踏まれてそのまま潰れてしまえ！！」
車「だからやめろ！！！」
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作者名：七瀬 | 作成日時：2021年7月23日 2時
