DF ページ16
呪力をもった者と関わりがあれば僅かなら呪力の気配がする…だが、この会場のどこにも呪力の気配は感じられない。
…一体どういうことだ？
鬼「大丈夫か、豪炎寺。ダメージは大きいのか？あとを引きそうなのか？」
豪「おいおい、俺は医者じゃないんだ。怪我の大きさは分からない。」
「少なくとも、予選で復帰することは不可能でしょうね。本戦で合流できたとしてもすぐに試合に出ることは難しいと思われます。」
鬼「そうか…。」
豪「すごいな、なぜわかる？」
「医術は心得ていますから。」
何やら雰囲気が深刻そうだったので離れることにした。
久「話には聞いていましたが、ここまでのことをしかけてくるとは…。」
趙「牙を向いてきましたね、オリオンの使徒たちが。」
そう言うと、監督は吉良くんと私の方を向いて言った。
趙「ヒロトくん、ネビュラさん、アップをお願いしますよ。」
私もか。
ヒ「ああ、やっと俺が必要だってことがわかったようだな。何しろ俺は…ゴッドスト「監督。」おいコラ！！」
「私はどこで出るのですか？」
ヒ「無視かよ…。」
趙「万作くんと交代ですよ。」
万「俺か…。応援してますよ、蘭堂さん！」
「ありがとうございます。」
万作くんと交代ということは、私はDFですね。
豪炎寺さんの負傷について実況が何か言っていたが無視した。
稲「豪炎寺さん…。」
円「どうだ？」
豪「今後の試合に支障がなければいいが…。」
みんなが心配そうに見守る中、一星くんが新しい氷を持ってやってきた。
一「豪炎寺さん！よかったら、新しいのと変えてください！どうぞ。」
豪「ああ。」
岩「一星くん、気が利くでゴス！」
なんともまあ…隠れるのが上手い人狼ですね。
稲「交代はヒロトか。」
万「俺と交代で蘭堂さんも出るぞ。」
稲「蘭堂さんも！？ヤッター！」
氷「明日人は蘭堂さんとプレイするのを楽しみにしてたし、良かったじゃないか！」
稲「うん！」
…そんなふうに思われてたのか。
すると、剛陣さんの声が聞こえてきた。
どうやらアップをしているようだが…。
稲「あれ…。」
万「まさか自分が出るつもりじゃ…。」
風「そのまさかだな。」
氷「すごいやる気だ…。」
ふと韓国側から視線を感じたので気配を消して近づいた。
ペ「ｸｯｸｸ…アイツらとことん砕いてやるぜ。」
「それは重畳。」
韓国オリオン「「「！？」」」
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リュウヒメ - 続き、、、 (2022年6月5日 8時) (
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作者名：七瀬 | 作成日時：2021年5月30日 0時
