Petite lumiere 21 (ページ6)

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不随意運動によって上半身だけちょっと起き上がったり、舌まで不随意運動がはじまってしまった

半開きになっていた口から舌が出てきて忙しなく動く。

雄也「呼吸しんどそうだね、これ逆に鼻カニューレの方がいいんじゃない？」

「たしかにナースコールしよっか」

鼻カニューレにまたしてもらって、涎が酸素マスク内に溜まってしまって舌が出てしまうことによって涎も出やすくなるみたいで看護師さんがスタイをしてくれた

看護師「舌の不随意運動出てますね、薮先生に伝えておきます。舌を噛んでしまうことはもちろんですけど呼吸や発語に影響が出る場合がありますので、注意してあげてください」

「わかりました」

涼介「んっん〜〜、んーー、ぁぁーーんっ、」

唸っている涼介の背中をさすることしかできなくて起き上がったり反ったり手足を大きく上にあげたり放り投げたりコロコロ動く涼介はすっごく苦しそうだった

もちろん、ご飯を口から食べるわけにもいかなくてしばらくは落ち着くまでは点滴で我慢らしい。

看護師「涼介くんご飯苦手だもんね、点滴の方が嬉しいのかな笑」

雄也「そうですね笑全然食べてくれないので笑」

変わり果てた涼介のことも、この前と同じように言ってくれる看護師さんがありがたい反面で思い出して少し寂しかった

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