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両親がいた頃から使っているダイニングテーブルだから2人だけなのにやけに大きくて寂しくなる。
大貴「 じゃあ、食べよっか。」
涼介「 いたあきます!」
大貴「 いただきます。」
涼介はマルチアレルギーもあるため
俺とは完全に別メニュー。
食器も洗う時のスポンジも全部変えなければ、
彼の命さえも奪いかねない。
大貴「 りょうちゃんおいしい?」
口を大きく開けてわかりやすく話しかけると
じーーっと口元を真剣な表情で見つめてぱぁっと笑顔になる。
涼介「 おーしぃ!」
大貴「 よかったぁ!」
ニッコニコな涼介は聴覚障害に加えてマルチアレルギーもあるなんて見えないけれど補聴器をつけていても発される言葉は不明瞭で会話が通じないことも多々ある。
基本的に外では手話を使っていて、お家では自分の声がすこーーしだけ聞こえるみたいでその感覚が楽しいらしく声を大きく出している。
外で声を出すことはほとんどないみたいで
発音がおかしいのを気にしているのかな、なんて少し心配になる。
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作者名:らぷ | 作成日時:2020年1月12日 15時