七つ子マフィア (ページ3)

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マフィア3 ページ3

樹side

チョロ松「とりあえずみんなリビングに集まってるから、リビングいくよ」

『なんで…みんな集まってんの』

チョロ松「見ればわかるよ」

俺はベットから降りようとした

ｶﾞｸｯ

足に力が入らず座り込んだ

チョロ松「一ヶ月歩いてないのに急に歩けは無理か」

「よいしょと」

『チョ…チョロ松！下ろして』

チョロ松「歩けないくせに。大人しくされてて」

『なんか…毎回こんなセリフ…』

チョロ松「なんかいった？」

『いや、なにも』

ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ

「＿＿＿＿っ」

話し声が聞こえる

何か話してるみたい

トド松「あと2日…兄さんが目を醒さなかったら、もう諦めた方がいい。」

カラ松「…さすがに一ヶ月経てば現実みなきゃだな」

十四松「…兄さん…もう会えないの…」

おそ松「あいつは絶対目覚める。俺はそれまで待ってる。何年経とうが俺はあいつを信じる。あいつが俺たちを残して死ぬわけがねぇ」

トド松「そんな期待を抱くから！後からしんどくなるんだろ！！いい加減現実をみろ！！あの血の量！失血死してもおかしくないんだ！外傷も酷い！意識もあるかどうかすらもわからない！信じて待つぐらいなら仕事をしっかりしろよ！チョロ松兄さん達が必死にやってんだろ！もしチョロ松兄さん達が倒れたら！過労死したら！またお前は信じてるとか言って待ってんのか！そのうち死体しか残らねぇじゃねぇか！いい加減にしろ！」

おそ松「だからって兄弟を生き埋めにしろって言ってんのか！」

トド松「だから！生きてるかわかんないんだよ！！」

あーーこれは

目覚めて早々大変なことになりそうだ

ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ

『え！チョロ松！？』

チョロ松「うるさいよ。隣の部屋まで聞こえてる。病人がいるんだから静かにしてなよ」

おそ松「こんな状態で大人しくできるか！！って…樹？」

ﾊﾞｯ

全員が俺の方を見る

『あ、えーと、お久しぶりです。』

「兄さん！！」

ｶﾞﾊﾞｯ

トド松「馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿。本当に死んじゃったかと思ったじゃん！！本当に馬鹿！」

十四松「兄さん！良かった、生きてる。」

カラ松「樹…良かった」

『ごめんな。みんな』