マフィア2 ページ2
樹side
『……』
目が覚めた
見覚えるある天井
だけど懐かしい
前のアジトにいたみたい
え!
ここ前のアジトじゃん
一松「兄さん起きた!?わかる!俺のこと!」
『一松!』
ガバッ
『うっ……』
一松「そんに急に起き上がらないで」
『…俺、死んだ…思っ…て』
声を出そうとしたら
喉が乾いてうまく話せなかった
俺はどれだけ寝てたんだ
体が痩せ細ってる
喉も渇いてる
体もあまり動かない
長いこと寝てたんじゃ
一松「一ヶ月…」
『え…』
一松「樹兄さんが寝てた期間。一ヶ月だよ。本当に…どれだけ心配かければ気が済むんだよ。こちとら毎日気が気じゃなかったのに」
ポスッ
『一松…ごめんな』
一松「馬鹿…お帰り」
『あぁ。ただいま』
________
チョロ松「一松お前そろそろ休め。何日寝てないんだ…って」
「樹兄さん?」
『久しぶり…チョロ松』
バシッ
『いった…』
チョロ松「この馬鹿野郎!俺が弱ってる時に何でもかんでも1人で突っ走って勝手に決めて1人になって!俺たちがどれだけ辛かったと思ってんだよ!!ふざけんな!」
『…ごめんって…』
ギュッ
チョロ松「もう絶対1人にさせないから。樹兄さんの意見なんか聞いてやらないから」
『いや、それは困る』
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作者名:樹 | 作成日時:2021年3月7日 18時