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「危なかったね。あのまま寝てたら、あんた多分死んでたよ」
「は、ちょ、え?」

え、え、えっと、………………え?
何?過労死?そんな、は?何言ってんのあんた。えぇ?

江戸川さんの声がしたかと思えば、ベットを見下ろす与謝野女医の姿。
時計を見れば、最後に時計を見たときから六時間針が回っていた。

過労死しそうになったの私?
あのゴミのせいで?

その思考に何万分の一秒でたどり着いたAが思わずむかついて拳を握りしめると、暫く切っていなかった爪が手の平を傷つけ血が流れてくる。

聡司が抑えようとするが今日は生憎新月だった。

スカッ、と幽霊がすり抜ける冷たい感覚が手を襲ったはずなのに、それと入れ替わりに暖かい何かが手の平を這う。

力を加えられて握りしめていた拳が緩ませられた。

「小泉……血、」

ぎょっとして手を反射的に振り払い、ガバッ布団からと起き上がる。
掛け布団が勢いよく落ちていくのに気にしてる余裕なんて無かった。

「なっ…!小泉、まだあんた完治してないンだよ!」

与謝野女医に色々言われたが動揺で何をしていいのかが分からなかった。
慌てて手の方に視線を向けると我らが駄菓子名探偵、江戸川乱歩だった。

そうだ。過労死の(くだり)で一瞬忘れていたけど、さっき確かに江戸川さんの声がしていたのだ。
聡司の方をどゆこと?と唇だけ動かしながら見るが、俺にもさっぱり、と返されAの不安は増す。

「あっ!す、すっすみません江戸川さん!
 そっ、その、吃驚して……!」

手を勢いよく振り払ってしまった。しかも、仮にも割と直属の上司に。

Aは頭を下げる。布団から立ち上がって礼をしようとしたが、与謝野女医に全力で抑えられたので布団の中で上半身だけ起こしたまま。

抑も、なぜ江戸川さんが自分の横に?椅子にまで腰掛けて?えぇ?
ひたすら困惑するAに何てには目もくれず、痛ぁ……と乱歩は呟いた。

怖いです。心臓に悪いです。帰って良いですか?

「……小泉。………その………。」

江戸川さんはきっとこれが要件だったのだろう。
Aはそう感じた。そしてそれは間違っていない。乱歩は、少し俯き加減で語り始めた。

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幸日和(プロフ) - こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました! (2023年3月13日 22時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
綾部伊沙(プロフ) - 幸日和さん» 遅れてすみません ……!? 矢張り何回見ても凄いですね…!ユカちゃんまで下さるなんて…!(可愛い) 間の美人………そんな解釈もあったとは……そこまで考えてなかった笑 更新させていただきますね! 本当にありがとうございました! (2023年3月10日 18時) (レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - 私的に夢主様は与謝野先生よりのナオミちゃんと与謝野先生の間の美人(?)という認識があるので,与謝野さんの公式のたち絵画像から模写した風になっているところもありますがご了承下さい。。 (2023年3月9日 0時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - こちらがURLです。 (2023年3月8日 23時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/a/2/1a2e1a3dac63fbae72c9e7b8c0b55331.jpg (2023年3月8日 23時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:綾部伊沙 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/  
作成日時:2022年11月9日 22時

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