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「チッ」
イライラとしながら某モンスタードリンクを飲み干し、パソコンを弄る。
さっきもお話ししたとおりこの女、二徹をキメているので相当不機嫌極まりない。
「ひぃぃぃ」
地獄の空気を感じ取った敦。
「だだだだだ太宰さん、僕あの方とお話ししたことないんですけど、あの方は一体……?」
「嗚呼敦くん。彼__否、彼女か?私もあまり話したことがない。」
敦は太宰の曖昧な二人称が気になる。
そう言われてみれば、不思議なオーラを纏った人だ。
男性物のズボンに、前髪で隠された顔。体型などでは性別が分からない__。
「確か……こ、小泉さんか。小泉さんって男性何ですか………?」
「小泉かい?其れは武装探偵社の七不思議の一つだねェ」
ふらっと現れた与謝野晶子。
七不思議という言葉に感服しながら、3人は目力で人を殺しかねないAを見た。
「履歴書も滲んでよく見えないし、証明写真は真逆のあの前髪のままだ。経歴、前職は不明。知っているのは名前位なんじゃないかい?」
____その時だった。
ふわっ、とでも効果音がつきそうな感じで書類が浮き上がった。
思わず敦は髪に触れる。_風は吹いていない。
目を見開いた。
そうしている間に書類はフワフワと宙を舞い、空中停止する。
「おい、聡司!なにすんだ!」
「こっちの方がパソコンうちやすいだろ?」
真逆見られているとは思わない二人は小声でやり取りする。
「___もう一つ分かったことがある。」
手を口に当てながら太宰が呟いた。
「小泉は異能持ちだね」
「あ、やーべ」
「?どうした聡司。仕事やってくれんの?」
「中島と太宰と与謝野がこっち見てたわ☆」
「巫山戯んな え、マジで?」
目を見開く私にごめんご☆とか俺が物に触れないのしってんだろ、とか言い出す聡司。
「はぁぁぁぁ。」
Aは溜息をついた。
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幸日和(プロフ) - こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました! (2023年3月13日 22時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
綾部伊沙(プロフ) - 幸日和さん» 遅れてすみません ……!? 矢張り何回見ても凄いですね…!ユカちゃんまで下さるなんて…!(可愛い) 間の美人………そんな解釈もあったとは……そこまで考えてなかった笑 更新させていただきますね! 本当にありがとうございました! (2023年3月10日 18時) (レス) id: b1825981c0 (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - 私的に夢主様は与謝野先生よりのナオミちゃんと与謝野先生の間の美人(?)という認識があるので,与謝野さんの公式のたち絵画像から模写した風になっているところもありますがご了承下さい。。 (2023年3月9日 0時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - こちらがURLです。 (2023年3月8日 23時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
幸日和(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/1/a/2/1a2e1a3dac63fbae72c9e7b8c0b55331.jpg (2023年3月8日 23時) (レス) id: 83457a8bdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾部伊沙 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/e8e9c819a37/
作成日時:2022年11月9日 22時