＊映画＊ -No side- ページ23
-No side-
視線を上げると太宰の言うとおり、中也とAを狙う弾が見えた
榴弾が2人にめがけて落ちてくる
中也は体重移動をしてバイクを操りながら弾を避けた
その時にバイクのペダルが道路に擦れて火花を散らした
一発目の弾を避けると続けて二発目
これも中也は寸前でかいくぐる
更にまた榴弾が襲う
3回の爆風
しかし、白煙の中から、中也とAが乗るバイクが現れた
普通なら絶対に避けられない
一瞬で弾を読み切る観察力、動体視力、計算能力、そしてレーサーじみた手腕で単車を操る器用さがある中也だからこそ出来ることだ
銃器では歯が立たない
そう思った敵は、新たな攻撃手を出した
少し離れたビルの屋上に仮面の男がいた
そしてもう1人違うビルにいる
1人の男が銃で中也とAを狙って打つ
弾は間一髪で中也の右肩をすり抜ける
さっきよりも正確に弾が私たちを襲う
きっと異能だろう
そしてもう1人の仮面の男が手を挙げた途端、雷が夜空に走る
男の手が振り下ろされ、稲妻も2人を襲った
中也「 ちっ…クソ異能力者か！ 」
A「 ……… 」
舌打ちをして毒づく中也
そして冷たい視線で敵を見るA
そんな2人を異能の雷が地面を削りながら追いかけてくる
中也は避けようとするが、さらに増えた雷に囲まれてしまった
敵は強い異能を持っている
雷が地面を削る
土煙が上がり、2人の姿がかき消される
雷が直撃したように見えた、次の瞬間
煙の中から、中也のバイクがビルの壁を上がって走り出した
重力で落下するはずのバイクは決して落ちない
中也の異能によって
銃で彼の頭を狙う男、異能力者はここで気づく
2人乗っていたはずのバイクに1人しか乗っていないことを
男は気配を感じて後ろを振り向くとそこにはバイクに乗っていたはずのA
男はAに銃口を向けようとしたその瞬間、男は消えていた
銃だけが地面に落ちてさっきまでいたはずの男はいなくなっていた
Aはさっきまで男が立っていた場所を一瞥する
A「 …私が絶対に守るから 」
中也の方を見るとそう呟いた
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檸檬みず(プロフ) - 麗さん» 指摘の方をありがとうございます！ (2021年6月21日 16時) (
レス) id: 6c25546dd1 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 22ページ が乗っていなのが の いなのが は いたのが とかではないでしょうか？ (2021年5月22日 1時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 18ページ 買っても ではなく 勝っても だと思います (2021年5月21日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 16ページ 参加 ではなく 傘下 だと思います (2021年5月21日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
加奈 - やっと出てきた 太宰さ〜ん。 (2020年6月1日 13時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬みず | 作成日時：2019年4月27日 0時
