彼シャツ 国木田独歩 ハイミルクチョコレート ページ10
お泊まりだぜいえーい！！
彼氏である国木田さんのお家にお泊まりすることになりました！
いやはや嬉しいですな。
「先に風呂に入っとれ。」
『あーい！あ、』
「どうした？」
『着替えのパジャマをですね、忘れまして。』
やってしまった。
カバンを開いてあらビックリ。
下着と明日着る服しか入っていないという。
「だぁかぁら、前日から準備しておけと言ったろう。」
『だってぇ、めんどくさくなっちゃったんですもん。』
「なぁにが、もんだ。ほら、俺の服を貸してやるから。ちゃんと髪乾かせよ。」
ワイシャツとズボンを手渡してくる国木田さん。
『デカ。せめてTシャツとかないんですか？』
鋭い目線が送られる。
「文句があるなら貸さんぞ？」
『有難く着させていただきます。』
お風呂上がり。
ズボンがいくら頑張ってもずるりと下がってゆく。
ワイシャツデカくてブカブカだし、ワンピースみたいだし？
履かなくてもいいよね。
良いですよね皆さん？！
ズボンを履かずに国木田さんの元へ向かう事にした。
「出たか。湯加減はどうだった？！な、なななな。なズボ、ズボンはどうした？！」
『落ち着いて下さい？！ズボンは落ちてしまうので履きませんでした。』
あからさまに驚く国木田さん。
やばいツボりそう。
「お前、男の家に居るという自覚があるのか？！」
『良くないですか？私そんなに気にしないし。』
あからさまに怒っている国木田さんを見てさらに笑いそうになる。
(必死だなぁ。)
すると、国木田さんがゆっくりとこっちに近づいてくる。
『国木田さん？』
「太宰とナオミに聞いたことだ。男は彼シャツなるものにそそられるらしい。特に今のお前のように風呂上がりで髪の毛から水が滴っているような状況の時は強くそそられるのだそうだ。」
早口でまくし立てられ頭が追いつかない私をさらに置いていく出来事が起こった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 250人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水上灯 - あのゴーグル恨んでやる、でちょっと笑いました(笑) (2022年10月13日 17時) (
レス) id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 侍従長最高過ぎますｯｯｯｯ(泣) (2022年2月22日 0時) (レス) @page4 id: 5863b45db6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - 雪乃さん» 大丈夫です(v^ー°) (2021年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - ミィさん» ですね（笑）なんか可哀想な感じになってしまいました() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 鮭大根大好きさん» きっと、きっと大丈夫です() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪乃 | 作成日時：2019年12月27日 23時
