可愛いPart2 中原中也(16歳) ミルクチョコレート ページ45
中也side
この間、孤児を拾った。
5歳ぐらいのちっちゃくて目ん玉クリクリのやつ。
犬みてぇで可愛いやつ。
「だぁざぁいぃ！！」
「うげぇ。」
『汚れちまった悲しみに！』
ある日、俺の異能力を叫び始めたA。
「手前何教えてやがる！」
「いいじゃない、可愛いのだから。」
『中也さん、見て！』
くるっと一回転して、帽子を押さえる真似をする。
そして、こちらをキッと見て
『汚れちまった悲しみに！』
「………有りだな。」
「ほら。」
太宰と頷きあっていると、服の裾をチョンッと引かれた。
『ねえ、中也さん。』
「どーした？」
これは…何か欲しいものがある時の目だな。
最近買い与えすぎている。
ここはビシッと断んなきゃいけねぇな。
『中也さんみたいなカッコイイ服欲しい。後、帽子。』
「よし。」
俺の服を着ているAの姿を想像する。
可愛い。
「いますぐ行くか。」
「君任務は？」
「あぁん？Aの方が優先だろうが。馬鹿か手前。」
『馬鹿って言っちゃダメなんだよ！』
「そーだそーだ。あの蛞蝓にもっと言ってあげて。」
『中也さんナメクジじゃない！』
俺の味方……だと…？
「Aー！！好きなもん買ってやるからな！何が食いてぇ？」
『うーん、パフェ！』
「よーし行こう！おい太宰、任務頼んだ！」
その時だった。
執務室に首領が入ってきたのだ。
「中也くーん？」
『あ、リンタローさん！』
「Aちゃん？！」
『見ててください。』
また、くるっと回って
『汚れちまった悲しみに！』
「「うん、可愛い。」」
「一緒にお出かけする？」
『中也さんと行きます！』
「中也くーん、一緒に……」
「エリス嬢と四人で行きますか？」
「『大好き！』」
Aは可愛い。【Aは】。
「え、私も……」
『太宰、任務頼んだぞ。』
楽しそうに出ていく三人と廊下で待ってたエリスを見つめ、太宰は珍しく途方に暮れるのだった。
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ミレー様リクエストありがとうございます！
夢主ちゃんになりたい。切実に。
…すまん 芥川龍之介 ミルクチョコレート→←優しさ 芥川龍之介 ミルクチョコレート
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水上灯 - あのゴーグル恨んでやる、でちょっと笑いました(笑) (2022年10月13日 17時) (
レス) id: 278a10c8d3 (このIDを非表示/違反報告)
？ - 侍従長最高過ぎますｯｯｯｯ(泣) (2022年2月22日 0時) (レス) @page4 id: 5863b45db6 (このIDを非表示/違反報告)
紅月ミレー - 雪乃さん» 大丈夫です(v^ー°) (2021年2月24日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - ミィさん» ですね（笑）なんか可哀想な感じになってしまいました() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃(プロフ) - 鮭大根大好きさん» きっと、きっと大丈夫です() (2021年2月24日 16時) (レス) id: e99d9af258 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪乃 | 作成日時：2019年12月27日 23時
