今日も今日とて愛される[2]

のほほん ページ15

ｾｲ「しゃっ！行くぞ！！！」


早速セイが人型となり、床を壊すた肩や手をバキバキと鳴らしストレッチのようなものをしていた


『何度聞いてもこの音はなれないね……』

ｿﾃｨ「大丈夫。すぐ終わるよ」


のほほんとした雰囲気を纏わせたソティは眠たそうにうんうんと頷いた

セイとソティはウロボロス。竜の時となれば片方は攻撃、片方は回復、と。どんな戦いでも持久戦になるような仕組みになっている

普通なら人型になると言うと、一つの体。と思われがちだが、セイとソティの場合は分裂してしまうのだ。だから余計戦いに特化する。本当に羨ましい……



ｿﾃｨ「A、くるよ」

『頑張れセイ！』


ｾｲ「任せろ！こんな床、俺の敵じゃねぇ！！」



セイの腕が炎へと変わっていく。そしてぐっと自分に引き寄せたかと思うと、糸が切れたかのようにドンッと拳が落ちた。

そしてメキメキと痛々しい音を立てて床が崩れていく


ｾｲ「もういっちょ！」


セイがもう1発を構えたところで……


「キャーーーー」


甲高い悲鳴のような鳴き声が響いた。



ｾｲ「超、…音波、か」


『耳が……！』


ｿﾃｨ「ソティラ！」


ｿﾃｨ「はいは〜い」


超音波、とやらのせいでぐっと耳を抑えているせいで目も閉じてしまっていた。私の隣にいるであろうソティの周りに魔が集まっていくのを感じた


ｿﾃｨ「氷魔法 ビーン」


魔が奇声を発した魔物に飛んでいくのがわかった。数秒すると鼓膜が破れそうな鳴き声はやんでいた


ｾｲ「相方援護頼むぞ！」

ｿﾃｨ「任せて〜」




壊して→倒して→壊して→倒して。
それを何回か続けるとようやく光が見えたが、同時になにか飛んできた


思わず言葉がもれる


『出るところ完璧に間違えたーーー！！！』

尊敬。クラウスside→←勝負だ！アスタside

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