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55話 ページ7

さ「…行ったみたいだな」



『ふぅ…疲れた』



今私達が隠れているのは図書室
人がまったくいないので隠れるのに最適だ



さ「ったく…誰が見てたんだよ

A、ごめん俺の注意不足で」




『いや、私も…
それに、いつかバレることだったもんね』




そう、いつまでも隠し通せるはずがない
こういう時は早く知ってもらえて良かったっていうポジティブ思考でいかなきゃ



さ「でも困ったな…
Aに何も無ければいいけど」





『きっと大丈夫だよ

…私にはさとみくんがいるからね』





少し照れくさくて小さくなってしまった声も逃がすことなく全部耳に入れていたさとみくんは嬉しそうに笑って




さ「ああ、俺がいるよ
絶対守るって約束したからな」




そう言ってくれた
さとみくんのその言葉だけですごく安心するし、心強くなる
自分はこれから先大丈夫なんじゃないかって
なんとかなるんじゃないかって




でも…





守ってばっかりじゃ駄目だ
自分自身を強くしなきゃ、磨かなきゃ
まっててねさとみくん

私、さとみくんに釣り合う女の子になってみせるから




『まっててねさとみくん』




さ「うん…?」

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作者名:みかんの果汁 | 作成日時:2021年1月2日 21時

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