今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:172 hit
小|中|大
澄んだ空の下、心地いい風が頬を撫でる。
1 ページ2
隊士たちの素振りの掛け声を遠くに聞きながら一番隊隊長、沖田総悟は縁側で昼寝をしていた。
今日も今日とて江戸は昼寝日和である。
「...ぃ...ぉ...おい総悟!!!」
......怒鳴る上司の声が聞こえなければのはなしであるが。
「総悟お前、今日見廻りだろーがよ。寝てねぇでさっさと行きやがれ!」
「まったく、土方さんは煩くて仕方ねェや。ちっとは俺の鼓膜もいたわってくだせぇよ。これじゃろくに昼寝もできねェ」
「堂々とサボるな!いいから文句言わずに行け!」
「黙れよ土方」
てめぇ喧嘩でも売ってんのかと騒ぎ立てる土方を無視して見廻りに行くことにした。あのままだと、ため息混じりに見廻りはいいから始末書やれと言われる流れだ。それなら見廻りの方がずっと楽だしサボれる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:R.R | 作成日時:2024年2月22日 2時