＃010 朝の光景 ページ10
《side 中島敦》
僕の名は敦。
無自覚のまま『人食い虎』に変身し、暴れていたところを太宰凜桜さんと云う方に助けてもらった。
──と云うか……
敦｢(注目され過ぎてませんか…！？)｣
太宰さんの友人兼同居人だと云う織田作之助さんは無論、太宰さんも顔が整っている為、商店街の人は皆、あの二人に釘付けだ。
｢おーい、敦くん？早く行こ〜｣
敦｢えっ？何処に…ですか…？｣
｢探偵社だよ｣
敦｢えっ！？｣
な、何故探偵社へ…？
その気持ちを汲み取ったかのように織田さんが付け足す。
織田作｢お前に斡旋したい仕事があるから少し着いてきて欲しい。｣
敦｢！ほ、本当ですか！｣
僕がそう云うと微笑ましそうに笑う二人。
なんか複雑だと思っていたら大声で二人を呼ぶ人が居た。その人は──
国木田｢こんな処に居ったか、この天然
ピシッと僕が固まっていると、訳が判らないと云う顔をする二人。
否、確かに色気ありますけど、その呼称はどうかと思います、国木田さん…
｢国木田くんおはよ〜｣
国木田｢ああ、おはよう……じゃなくて！！この非常事態に何をトロトロ歩いて居るのだ！疾く来い！｣
ん？非常事態…？って…？
織田作｢非常事態とは何だ、国木田｣
国木田｢探偵社に爆弾魔が人質連れて立て篭もった。人手が足りん、疾く行くぞ｣
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もっぴい - 自己紹介が、細かく書かれてていいなと思いました。これから、頑張ってください! (2019年8月28日 23時) (
レス) id: 1e3d085ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三ノ宮凛桜 | 作成日時：2019年8月28日 20時
