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束縛そのいち ページ1
──朝。
重い瞼を開けて、そう認識すると共に
私は腕の中に居る愛しくて堪らない可愛い妹を
ギュッと抱きしめる。
嗚呼、でも、あまり力を入れ過ぎると起こしてしまうから、ちゃんと手加減はしている。
それより……
私は、なんて幸せ者なのだろうか。
毎朝、拝む妹の寝顔は正に地上に降り立った天使のよう。
だからと言って誰にもあげないけど。
そう重い乍ら、そっと手を離すと、もぞもぞと身体を動かし、ゆっくりとだが、目を開ける妹。
「ん、……?姉さん、おはよぉ……」
へにゃり、と屈託のない笑顔で云うものだから崩れ落ちそうになったけど、我慢した私は偉いと思うんだ!!
「
「んー……」
まだ眠たそうだけど、朝食のいい匂いに釣られたのか私と妹のお腹の音が鳴ってしまったのは仕方が無い。
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作者名:三ノ宮凛桜 | 作成日時:2020年1月23日 1時