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「あーー!!もう死にた....」
今日彼氏に振られたばかりのメンヘラ女。そうこの私。
結婚を前提に付き合ってたのにも関わらず、何故か「お前の顔を見ると腹立つ」って理不尽に怒られ一方的に別れを告げられる。
そして履いていたピンヒールも壊れ、天気予報を見なかったせいか傘を忘れ雨に打たれるという始末。
いわゆるめちゃくちゃ絶体絶命ってやつに陥ってる状況。そして家も同時に失った。
「折角のデートだったのになぁ...」
2年間私は遊ばれていたんだと我に返った瞬間だった。
めいっぱい頑張った化粧も涙と雨で崩れ落ち、数少ない貯めて買った白いワンピースもびしょびしょに濡れてた。
もう駄目だ...とそのまま崩れ落ちた時
「A?」
自分の名前を呼ばれた気がした。
「どしたのその格好。ボロボロじゃん、」
「......健永?」
昔からの幼なじみだった健永がたまたま通りかかり声を掛けてくれた
健「とりあえずこのままじゃ風邪引くから俺んち近いし詳しい話は後で聞くね。」
なーんてそんな言葉を言うからまた健永に頼ってしまう。
久しぶりにあって再会場面がこれって虚しすぎるな。と思いながらそこから記憶はない。
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作者名:ゆりかもめ | 作成日時:2019年8月5日 14時