幼馴染が過保護すぎるっ！！！ 【Satomi】【Nanamori】

1話 ○ ページ2

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私には幼なじみが居る。

昔からずっと一緒に居て、誰かが居なくなったら信じられないぐらい仲がいい。

…だけど、2人とも過保護すぎるんです。



「はーいはーい、Aにぶつからないでくださいー！」

「ちょっと！通して！！！」

「「って感じでいい？」」

『やめてください、お願いします』



高校三年生になるのに、こんな過保護な幼なじみをもって私は幸せだなぁ。

…まぁ、ダメ人間になりそうで怖いけど(笑)

なーくんがママだから甘えちゃう時はあるよね。

本人に言ったらは？って圧かけられるからやめるけど。



「ってか、変な男に捕まんなよ」

「ねー、本当に捕まんないで欲しいよねー」

『別に、私モテませんー！！！』

「あーはいはい」

「無自覚やろうな」



私、モテてないし…

告白は受けたことないしー！！！

絶対にありえない…！



『早く、行こうよ』

「そうだねー、今年こそさとみくん遅刻魔にならないといいね」

『本当に(笑)』

「おぃっ！おめぇら！」

『きゃーこわい』

「めちゃくちゃこわい」

「棒読み感」

「あ、バレた」

『同じく』

「マジで、うぜぇ……」



遅刻しない？

あと、20分か

時間に余裕を持って行動をしなきゃね！




『さとちゃん、準備できた？』

「まだー！」

「よし、A行こうか」

『うん、行こう』


そう言って私たちはさとちゃんの家を出た。

後ろのさとちゃんの声を聞き流しながら(笑)



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