恋は始まる前から終わっていた【合作】【Stpr】 2

82話 (青) ページ39

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A side


私は放課後大人しく中庭に行った。


ころんと話したくもなかったし,見たくもなかった。


どうせすぐに捨てれるそんなの分かっていたよ


「A先輩,すいません遅れました！」


『大丈夫』


「先輩,好きです！ころちゃんがいるってわかってるけど,先輩ころちゃんより幸せに出来ます！」


必死に私を説得してくれるるぅとくん。


いっその事るぅとくんと付き合おうかな


あんな最低人間より,るぅとくんといた方が。


『…うん』


「やった,ありがとうございます！」


吸い込まれるように私は頷いてしまった。


その後靴箱でころんと会い私はつい


『あんたなんか大嫌いだから』


そう言って私は走ってるぅとくんのところへ逃げ込んだ。









Root side


ころちゃんも馬鹿ですね。


こんなに可愛い先輩を野放しにしておくなんて。


先輩は彼女じゃないっていちゃって。


陰口を言われても助けないで。


隙だらけですよ。


気分が沈んでいる時に絶対に僕をすきにさせてみせますから。


ころちゃん。


ドンマイですね。


いつまでも先輩がころちゃんのこと好きとは限らないんですよ。



るぅと相変わらず,馬鹿ですねころちゃんは


すぐに既読がつき


ころちゃんAは?!


るぅと僕のところに来てくれました。ころちゃん油断禁物でしたね


僕はそう送りスマホを閉じる。


ちょうど泣きそうになりながら先輩が来てくれて


僕は先輩を抱きしめて


「大丈夫ですよ,僕は絶対に先輩のことをそんなこと言いませんから」




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