第16話 ページ17
るぅとside
な「それにしてもAちゃん遅くない？」
さ「部屋行って寝ちゃったとか？」
ジ「いやぁ、さすがにスマホ置いては行かへんやろ〜」
る「はぁはぁ…莉犬…寝かせてきました…」
ジ「めっちゃ疲れとるやん笑」
さ「んま、あいつ寝たら起きないもんな〜…」
る「あれ？まだ戻ってきてないんですか？」
な「んー、そうなのよ」
る「じゃあ僕見てきます！ころちゃんの部屋ですよね？」
･
る「入りますよー？」
そこにはベッドで押し倒されてる(？)Aちゃんがいた。
いや、これは押し倒されてるというか…抱き枕に…
る「大丈夫です？？」
『るぅとくん…助けてえええ…』
る「ころちゃん？ころちゃーん」
る「これは…ダメです…爆睡してます…」
『そ、そんな〜…』
でもこんなの僕が嫌です…
る「ちょっと手を貸してもらってもいいですか？」
『ん？はい！』
る「いきますよー？せーの！」
『うぎゃ！』
強行手段で引っ張った。
る「ふぅ…抜けましたね！」
『あ、ありがとう…』
それにしても、モヤモヤします…
ころちゃんに抱きつかれてたなんて…
いくら事故でも。
る「Aちゃん…」
ｷﾞｭｯ…
『ふぇ…え！？』
抱きしめた時に香った匂いがころちゃんの匂いだった。
る「嫌です…ころちゃんの匂いするの…嫌です…」
『え、…え、え、』
る「だから僕の匂いになるようにｷﾞｭｯてします。」
無理矢理かもしれないけど…
でも…好きだから。
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作者名：りい | 作成日時：2020年4月16日 1時
