藤柱、ナンパされる ページ1
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藤柱こと藤宮Aは鬼狩りを予定より早く終えたあと、
ぼけっと浅草を歩いていた。
A「すごい人……」
忙しくてあまり来たことのない浅草の人の多さに少し疲れるA
ドンッ
A「あ、ごめんなさい」
?「いえいえこちらこそ申し訳ない。お怪我はありませんか?」
A「だ、大丈夫です……」
黒髪と色白に真っ赤な瞳のよく映える、西洋の洒落た洋服を着た男性だった。
落ち着いた雰囲気と色気と、少しの儚さを感じさせるようなそこらでは見ないような美形だ。
普段イケメンに囲まれているのにセクハラが過ぎるせいで、ときめきなどあったもんじゃない齢19の乙女のAの胸は少し高鳴った。
?「これはこれは……美しいお嬢さん、」
男性はAの顔を見たかと思うと血のように真っ赤な瞳を見開き、低く、色っぽい声で言った。
A「え……」
男性は顔が真っ赤になるAに少し微笑むとAの手を取り、腰に手を回し、エスコートする
?「ここじゃ人が多くてぶつかってしまい、危ない……。あちらに行きましょうか」
A「あ、あの……」
?「ふふ、照れているのですか。とても愛らしい……」
そろそろキャパオーバーぶち上げになるAにお構い無しにまた微笑むと顎をくいっと持たれる。
A「ちょっ……」
?「ふふ、」
が……
煉獄「その手を離してもらおうか!」
A「煉獄さん!?」
威圧たっぷりの笑顔で笑う(目は笑っていない)煉獄の姿が。
?「おや、連れがいたとは申し訳ない……
.
必ずや、手に入れる」
A「……っ!」ゾッ
先程までの優しい声ではなく、地を這いずるような声でAにしか聞こえないようにそう言った。
煉獄「大丈夫かA!」
A「……」
ガタガタと震えるA
煉獄「A!?どうした!!」
A「わからない、です……でも、身体が震えて……」
煉獄「……」
ぎゅっとAの手を握る煉獄。
A「!」
煉獄「もう、大丈夫だ」
煉獄の言葉に安心したA。もう震えは止まっている。
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あめ - もう1個書くの忘れました)いつ読んでも面白いです…! (4月22日 16時) (レス) id: cf24f53dd1 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 無一郎君がもうヤバすぎて昇天しかけました!!ありがとうございます!!!! (4月22日 16時) (レス) id: cf24f53dd1 (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - 最初から読み直したんですが、ほんっとうにいつ読んでも面白いです! (2022年10月25日 18時) (レス) @page16 id: 4f40691f9e (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - ちょっとリクエストに追加です。すいません。鬼が入ってきて犯されかけて、伊黒が来るでお願いします。ほんっとうにすいません。 (2022年8月26日 13時) (レス) id: 4f40691f9e (このIDを非表示/違反報告)
紫乃 - このシリーズすごく面白かったです!また続編も出来たら作って欲しいです。 (2022年8月26日 12時) (レス) id: 4f40691f9e (このIDを非表示/違反報告)
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