第碁話:羅生門と少女と人虎。対面した故、宣戦布告。 ページ7
御早うございます。
目覚めの悪い朝ですね。←
芥川「貴様の服を作りに行く。早急に準備をしろ。」
朝から黒いうねうねで脅されつつ怠い躯を起こす。
私「準備終りましたよ?」
私がそう言えば、彼はごほごほと咳き込み乍、外へ出る。
ある御店に入り、彼が私に服を作って貰う様施して来た。
私「………これと、御揃いの服。嗚呼、スカートに変えて作ってください…。」
昨日、ボスとやらが渡してくれた紙を元に店員さんに服を注文する。
空いた時間は近くの公園で過ごす事にした。
中島「……芥川!?何でこんな所に!!?!?」
やたら私達を見て驚く好青年。
あ。前髪アシメじゃん。
可愛い←
芥川「……僕が問いたい。」
中島「まさか、誘拐!?!?!?」
私と芥川を交互に見た。
私「服の発注に付き合ってもらってるの。」
近くの御店を指差して彼に伝える。
彼は驚き、私に頭を下げた。
芥川「僕達の所に加わった者だ。人虎をも越える人材…。」
中島「はぁ……、」
呆れた様に話を聞く彼。
所謂、犬猿の仲。と云うものですか。
芥川「次会った時には人虎。貴様の喉を引っ掻いてやる……!!!」
中島「生憎、僕も同じ事を考えていた…!」
ぴりぴりした険悪もーどを他所に、私は御洋服が出来上がるのを待っていた。
後から聞いたけど、
彼は武装探偵社の人らしく、
ポートマフィアの敵。
と云う事は…………
太宰さんもかな?
んー、と頭を働かせ、
私は芥川さんと、
詳しくは芥川さんの使う黒いうねうね(羅生門)に間隔を取られ乍横をあるいた。
今更乍、先刻の事は武装探偵社への宣戦布告と云う事に気付いた。←
第陸話:マフィアに帰りし今日、夜会を開く。※眠気or睡魔に襲われたら羅生門で処刑なり。→←異能力募集&イラスト募集の御知らせ!
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作者名：時雨 瑞怕 | 作成日時：2017年6月7日 21時
