5人のお兄ちゃん2 (ページ11)

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家でのことがあって撮影も失敗を多くしてしまった

撮り直しする度にいらだつ自分がみっともない

監督からは少し休んだ方がいい、なんて言われて
今日の俺ほんとについてない

監「慎太郎！ちょっといい？」

『はいっ、、』

説教なら早めに終わらせたい
そう思いながら監督の方に行くと1枚の紙を渡された

『、、これっ』

そこには次撮影する時のゲスト出演の名前が書いてあった

監「慎太郎お前が目立つ回だから、ちょっとはやりやすいだろ？」

『いやっでもっ、、』

今俺が演じている役
若手の看護師で誰からも愛されるキャラだ

俺がメインの回

それは心を開こうとせず死ぬことばかり考えている高校生患者を励ますって内容で、、

今の俺には到底出来ない
ましてや相手が、、

監「慎太郎から伝えといて！じゃっ！」

『ちょっと！、、お疲れ様ですっ、、』

昔の俺だったら今頃すごい喜んでたんだろうな

『ただいま、、』

樹「おかえりっ」

高「遅かったね？ご飯作っておいたよ？」

『えっごめん、こーちの日変わるっ』

高「いいって！、、なに？それ」

『あっ、北斗これ』

北「あっうん、、えっ！？」

『そういう事だから、、俺飯いいわっ寝るね』

樹「食ってきたの？」

『ううん、食欲無い』

京「慎太郎が！？、、あっおやすみ！」

『うんっおやすみ』

北斗とまさか共演するなんて
役的にも今の俺らにどことなく似ている

俺ちゃんとできるかな、、

北斗は演技上手いしな
久々演技するとこ見るかも

『って、、俺なんでっ』

気づいたらほくとの事しか考えてなくて

それが嫌で俺はすぐ眠りにつこうとした