爆モテの片想い (ページ39)

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それから撮影場所に移動して、、
俺の前を歩く樹の後ろ姿なんて飽きる程見てるのに
なんか今日はかっこよく見えた

ス「じゃあ適当に座って！」

ジ「俺っ樹のとな」

『ジェシーそこ俺が座る、、、ずれて！』

なんでだろう、ジェシーの事を嫌いなわけじゃないのに
隣に座ろうとするジェシーを見たらイライラしてきた

隣に座る樹、ほんとイケメンだなっ、、
やっぱり彼女とかいるのかな

『そういえば樹ってさ』

ス「撮影はじめまーす」

樹「えっ？」

はぁ、ほんとにタイミング悪すぎだろ

『あ～やっぱ後ででいいや』

それから撮影は進んだ
途中樹が怒られてたけどそんな樹が可愛く思えた

ス「皆さんはメンバーの中で誰が好みですか？｣

メンバーの中で、、俺はいつも全員拒否をしている
別に皆のことが嫌いなわけでは無いけど
昔から言ってるし今更変えるのもな

『俺メンバーは無理なんで』

そう言うといつもみたいにジェシーがつっこんでくれて
俺はそれで良かった

ス「樹くんは？」

『えっ俺ですか？』

樹ってお前しかいないだろっ苦笑
俺は自分の質問も終わったし机の上に置いてあった雑誌を見ていた

樹が映画に出てた時の記事が載ってて、これいつのだよっなんか思いながら見てた
やっぱ黒髪も似合うな、、

樹「俺は、、きょもかな！」

皆がいっせいに喋ってて何を言ってるのか分からなかったから聞いてなかったけど、その言葉ははっきり俺の耳に入ってきた

やっぱり樹って京本の事、、俺何考えてんだよっ

慎「えー！、、北斗かと思ってたよ！」

急に慎太郎が俺の名前をあげて心臓が止まるかと思った
おまけに机に足ぶつけるし、、なんでこんな動揺してんだろ

それから俺は何も考える事が出来なかった、いつの間にか取材も終わってて
皆は飯に行こうなんか話してた
もちろんそこには京本もいて、、

俺なんでこんなに樹が皆と話してるの見たらムカムカするんだろ

俺やっぱ病気にでもなったのかな、、そう思うと怖くなってこーちを引っ張ってその場から離れた