爆モテの片想い (ページ35)

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北斗はそれからずっと黙っていた

『やっぱ今の忘れて、、冗談だからっははっ、、』

そう言うと咄嗟に顔を上げて抱きついてくる

北「ばかっ、、」

俺北斗に何回馬鹿って言われたらいいんだろう
でもほんとに俺は馬鹿だ。冗談だって言って泣くやつなんて馬鹿でしかない

北「忘れてなんて言うなよ、あの日も今も！」

『えっ、、北斗？』

俺の背中に回した手で俺の背中をひたすら叩いてくる
結構痛いんだけど、、

北「忘れられるわけないだろっ忘れたくもないんだよっ」

そう言ってただひたすら黙って北斗に叩かれ続けた

北「樹っもう忘れろなんて言わないでっ」

『ごめんっ、、』

北斗はゆっくり俺から離れてきちんとソファに座った

北「樹、俺と付き合ってください」

『ほくとっ、、ｸﾞｽｯ』

北「もうっ！泣くなよっ、、ｸﾞｽｯ」

『へへっ、、おまえもじゃんっ、、ｸﾞｽｯ』

昔も今も北斗の泣き顔はぶさいくだなっ、、

嘘、世界一かわいいよ

ｶﾞﾁｬｯ

マ「あ～ごめんごめんトイレ長くなった！」

北「へっ、、そうだったの」

『ははっ遅いよ！』

マ「えっなに？なんで泣いてんの？」

『別になんでもないよっ』

北「うんっそれより早く家帰りたい」

『病人待たせるってなっ？』

マ「何さっきまで北斗くんに会うの嫌がってたくせに！」

北「樹が嫌がる訳ないじゃんっ」

『あっごめん、嫌がってたわ』

北「えっ、、そうなのっ！」

『やっべ、マネージャー早く帰ろっ！もちろん北斗もね』

そう言うと頬を膨らまして俺の方を見ていた

『北斗さん顔真っ赤ですね～マネージャー俺ん家北斗送って』

北「えっ！」

『次は自分でご飯食べてもらうからな』

北「あっ、すみませんっ」

ぺこっと謝る北斗を見ると笑いが止まらなかった
北斗も一緒に笑っていた

マ「もうっ！行きますよ～」

『ねぇ北斗、俺に恋をさせてくれてありがとな』

北「うんっ、これからも沢山恋してください」

『あぁそうだなっ』

爆モテの長い片想いはこの日幕を閉じた

そして爆モテの長い両想いがこの日幕を開けた____