初デート ページ32
純喜くんと初めて電話をした日から
お互いよく電話をするようになって
“来週の日曜、空いてる？”
純喜くんのその一言から
初の2人でお出かけすることになった
いわゆるデートってやつです
正直楽しみすぎて昨日はあんまり眠れなかったし
どんな服着てこうとかどんな髪型にしようとか
色々悩んじゃってるうちに気づいたら寝落ちしてた
『…大丈夫かな？』
鏡の前に立って最終チェック
体育祭の時に髪は縛ってる方が好きって言ってたから
低めの位置でお団子にして後毛を巻いた
服は最近一目惚れして買った春っぽいワンピースで
いつもは軽くしかしないメイクも念入りにした
時間をパッと見ると
もう家を出なきゃ行けない時間で
慌てて家を飛び出して待ち合わせのコンビニまで向かった
今日は純喜くんが車を出してくれて
コンビニまで迎えにきてくれる
“もう少しで着く！”
スマホの画面をみれば
純喜くんからの通知が表示されてて
2人分の飲み物を買って待ってると
“着いた！”って連絡が来て
駐車場に出れば運転席から
手を振ってる純喜くんの姿があった
『お願いしまーす…』
ドアを開けて車に乗り込めば
純喜くん「はーい、久しぶりやなー」
っていつもの笑顔を見せてくれる
ただでさえ久しぶりに会うから緊張するのに
私服姿の純喜くんを見るのが初めてで
先生の時とは違う雰囲気だから見惚れちゃう
純喜くん「じゃあ出発するでー」
『はい、お願いします！』
少しセットされた髪の毛に
シンプルな服装の純喜くん
なんでこんなにかっこいいんだろう…
って思いながら気づいたら
純喜くんを見つめちゃってたらしく
純喜くん「そんな見んといてや笑 緊張するやん」
信号待ちでこっちを向いて
恥ずかしそうにそう言われた
『わ、ごめん笑』
って慌てて前を向いたけど
純喜くん「今日なんかめっちゃ大人っぽいな」
純喜くんの言葉にびっくりして
向き直すとパチッと目が合う
『…変ですか？』
純喜くん「いや、めっちゃいい！めっちゃかわいい！」
急にいっぱい褒められると
恥ずかしくなる
『ありがとうございます…
純喜くんも、カッコいいです…//』
私の言葉に一瞬固まってでもすぐに
“ありがとう！”って嬉しそうな顔をして
大きめの声で言った純喜くん
その後も純喜くんの運転姿を
盗み見て勝手に1人でドキドキしてた
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sio(プロフ) - 五十鈴玲音さん» コメントありがとうございます＾＾！楽しんでいただけたみたいで嬉しいです！これからも楽しんでいただけるようがんばります！ (2022年5月27日 19時) (
レス) id: b3ea78e719 (このIDを非表示/違反報告)
五十鈴玲音(プロフ) - コメント失礼致します。主人公も純喜も不器用な感じが可愛くて楽しく読ませていただきました！これからも作品の更新楽しみにしています☺ (2022年5月25日 14時) (レス) @page48 id: 17dcd8ad24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sio | 作成日時：2022年3月31日 22時
