Secretive person ページ16
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2人に見つめられる彼は、冷や汗を掻いていた。
そんなバレたくないことがあるのだろうか。
「…ま、まさか、逃亡犯の手配書とかで見たんじゃ…」
「そんな、馬鹿な…」
…あれ、この近距離で彼ら、気付いてないの?
七つっていうのは将棋でいう…
棋王、王将、王座、棋聖、王位、竜王、名人。
つまり、タイトルマッチのことだ。
こんな旦那さんを持ったら宮本さんも鼻が高いというのに…
にしても、仮面ヤイバーの限定グッズでは?と
「だが、…遺体の足下には遺書もあるし…」
『…本当にそうですかね?コナンくんとも意見が合ったんですけど…自決ではない、かと』
ニヤリと私がすれば、怪訝そうではあるが、自分の推理を通してくれそうな私にありがとうと呟いた。
『…私、十も離れた子に言われてもときめかないわよ?』
「…町田さんって何歳だっけ?」
『…29よ?』
「…ボク、小学1年生だから20以上離れてるよ?」
『あーれ、そうだっけ?』
私がそう言ったら、彼も冷や汗を掻き始めた。
ちょっとちょっと、皆さん秘密事項多すぎません?
いや、私もだけど。
私とコナンくんが話している間に、コナンくんが教えた不審なことを警部さんたちは探っていたようだ。
「…この内容に不審な点は?」
ご主人は、怪我について
息子さんは、免許証の学科試験について
ご主人の妹の娘さんは7歳になるので七五三について
「でも何で灰皿を?」
「妻は怒るとよく物を投げるので…」
その所為で目にあざが出来てしまったと。
全く…夫婦揃ってなんというか…
「それ、私も見ていたので、寝室に落ちていた携帯も奥様が投げたのではと…」
「携帯、落ちてたの?」
コナンくんはすかさず気になっていた点を聞く。
私も聞いているよ?彼の手伝いをしたいし?
「ええ、買い物に帰って、最初に寝室のドアをノックしたときに…」
「その携帯はどこに?」
「私が預かってます。妻の機嫌が直ったら返そうと思って…」
「今日の着信履歴はないようですな…」
『…着信履歴、消したりしてませんよね?』
「え?!そんなことは…!」
…まぁ、この人、機械に疎そうだもんな…履歴を消すなんて…できない…よね?
(秘密主義者)
Wearing a prepared?→←His name is
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作者名:石蕗 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/tsuwa/
作成日時:2018年4月21日 11時