俺の居場所は、、、？ (ページ24)

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紫耀side

岸「ピンの贈呈始めるぞー」

岸「うちのクラスの1位は海人だ」

岸「海人、前に出てきて。」

海「、、、はい」

あちゃー。海人の機嫌がめちゃ悪い

そう言えば言ってたもんなぁー

こんな色のピン、俺は要らないのになぁー

って。

12人も貰えるとか価値低いし

って。

だけどシルバーピンってさ、特典があって

購買並ばないで買えるし、なおかつ結構割り引かれる

駐輪場も近いところにあるし

まぁ、徒歩の俺らには関係ないけど

自習室も予約出来て、急いで勉強場所を確保する必要も無い

とりあえず、ピンを持つことはいい事だらけだと俺は思うけどねー

岸「海人、今回もお前がうちのクラスのトップだ。
これからもこのバカクラスの平均点あげよろしく
　頼むぞ？笑」

バカクラスとか言うなし笑

担任がバカだからこうなってんだろ？？笑

海人「、、、これって受け取り拒否とかできないんで
　すが？」

ん？海人？？

岸「・・・へ、？」

ちょ、ちょ、海人!!!!

いくらなんでもそれはダメだぞ

紫「ちょ、海人！」

海「、、あっ、すみません！なんでもないです」

ふと我に返った海人

無意識なのか今のは、、、

海人頑張ってたもんな。。

そう言えば、この前のシルバーピン贈呈が終わったあとに、俺これ出来ることなら要らないや、恥ずかしいし
とか呟いてたなぁ、

本当に1番が好きだよな、、

好きっていうか、親のためか。。。

岸「えっと、、海人席に戻っていいぞ」

岸「次にうちのクラスの平均点はワースト3位だった
ぞ？」

岸「しかも、出来る奴と出来ない奴の差ひどすぎる」

岸「次は期待してるぞ？海人のシルバーピン、誰か奪
いにいけ!そして、海人は次こそゴールドピン
な!」

そう言って、不満げな顔をした海人に優しく微笑む岸先生

バカだけど、人一倍心は暖かい先生だ

そして海人の影の頑張りをよく理解してくれて、俺の相談にもよく乗ってくれる先生だ。主に海人の事だけどね。

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紫耀side

もう帰りの時間かぁ

海人は今日ずっと機嫌悪いし笑

紫「海人帰るぞー？」

海「、、、帰りたくないなぁ」

そう言って胸元のポッケからシルバーピンを外して

眺める海人

海「これをつけて帰る。ママがこれを見る。シルバーピンだと認識する。ゴールドピンを探す。見つからない。よっておれは学年1位じゃないと分かる。怒られる。。。」

海「無理だよな本当」