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JM Side
何も言わなくなってしまったヌナの首に、自分の髪から落ちる水滴がついていることに気づいた。
JM「……あ、ごめ、」
急いで自分の首にかけていたタオルでヌナの首元を拭こうとする。
その手をヌナに止められた。
「……私は、頑張りすぎることを否定はしないよ。」
JM「……え、」
「こういう仕事に就いている以上、私だって多少の無理はするから。常に、最高じゃないとダメだから。」
俯いたままボソボソと喋るヌナの言葉を、聞き逃さないようにする。
「でもジミンは別だよ。あんた、普通の人には真似出来ないくらい努力するじゃん。心配になるんだよ、こっちは。」
顔を上げたヌナが、真っ直ぐな目で俺を見た。
「今でもこうやって、他人のことも心配する。ジミンは優しすぎるから、いつか自分のことで壊れないかって、みんな気が気じゃないの。」
JM「……そんなの、」
そんなの、ちゃんと出来るよ。
だって俺もう成人してるんだよ。自分のことはよく分かってるよ。
(……違うか。)
分かってないから、こうやって一人むしゃくしゃして。
ヌナに、慰められてるんだ。
(……俺も、まだヌナの前だと子供だなぁ……。)
すぐ、頼りたいって思ってしまう。
スランプに陥った時、いつも最初に心の内を打ち明ける相手はヌナだった。
JM「……ヌナ。」
「ん？」
JM「抱きしめていい？」
「……お、おう。」
驚いた顔をしながらも、バッと両手を広げたヌナをみて、少し可笑しくなった。
ゆっくりヌナを抱きしめると、オドオドした様に背中に手を回された。
(……慣れてないんだろうな笑)
なんだかそれが嬉しくて、更にぎゅっと力を加えると、「グエッ」という声が聞こえた。
「……ジミン。」
JM「んー、」
「そろそろ私の命が危ないかも。」
JM「……どういうこと？」
「ジミンの匂いがめちゃくちゃいい匂いだとか、意外に背が高かったとか、てか胸筋やばいな。みたいな。」
JM「…もうそれ以上言わなくていいです。」
ゆっくりヌナを腕から離すと、あ、というような顔をされた。
「久しぶりにジミンの糸目見た。」
JM「……そうなの？」
「うん。」
(……そんなに笑ってなかったのか。)
無性にまた抱きしめたくなってヌナに手を伸ばそうとして、
JK「……何やってるんですか。」
「…あ、ジョングク。」
パジャマで牛乳を持ったジョングクにめちゃくちゃ睨まれた。
やはり末っ子の愛が1番重い気がする。
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有彩色(プロフ) - ふみかさん» いえいえ！！こちらこそです(笑)ふみかさんに納得していただけるようなお話が書けるよう頑張ります！！ (2020年4月24日 17時) (
レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - それは、お任せします！どちらの話も面白そうできめれません…。わざわざ細かい所までありがとうございます(_ _*)) (2020年4月24日 17時) (レス) id: 48d729ebf5 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - ふみかさん» 返答が遅くなってしまって本当に申し訳ないです…。リクエスト喜んでやらせていただきます！！「甘々」ですが、主人公が甘える感じですかね？それとも、メンバーが甘えてくるのに対して、主人公が甘々になるみたいな感じですか？すみません語彙力なくて(泣) (2020年4月24日 16時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
ふみか(プロフ) - 主人公ちゃんの甘々が見たいです！！いつも見てます更新頑張ってください！！！！！！ (2020年4月8日 3時) (レス) id: 2f1644c0a1 (このIDを非表示/違反報告)
有彩色(プロフ) - M.Rさん» もちろんもちろん！！喜んでやらせていただきます！！ここまで読んでくださって本当にありがとうございます！！続編の方で、リクエストを主に書いていくので、そちらでぜひお会いしたいです！！ありがとうございました！！ (2020年4月4日 15時) (レス) id: 57c9d142db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有彩色
| 作成日時：2020年1月25日 18時
