ヒロインお前が悪女やってどうする

頼り ページ43

貴方side


私は今のプロフィールを頭の中に叩き込みそして自分の打開策を考える。
このまま言ったらヤンデレ逆ハールート間違いなし。

かと言って全員がそうとは限らない…と思いたい…！！
今できることはヤンデレを悪化させずに対処する方法、それと勘違いをとくこと。

それが重要…今のところはヒロインから手は出されていない。
これから出される可能性も考えると…主要キャラを思う存分使うと言うのも手だけど懐かれたらおしまい。

だからなるべく悪女としての立ち振る舞いをしつつ誤解をとくこと。
上から目線でなにかものを主要キャラに言って、次はヒロインと協力は出来ないだろうから…。

sn｢月島さん〜？｣

｢す、すみません｣

sn｢大丈夫だよ、それより月島さん…Aちゃんは大丈夫？｣

｢何がですか？｣

sn｢だって今辛そうだよ｣

sn｢俺が力になろうか…？｣

そう言うしんぺい先生。
このまま先生を信じて力を貸して貰えたらどれだけ楽なんだろう。

｢大丈夫です、ですが何かあったらここに逃げてきても良いですか？｣

そう聞くと｢何時でもおいで｣と言われた。
少し残念そうな表情をしながら。

｢あとは…クロノアさんとか、かな｣

何時でも頼っていいって言ってたよね。
頼らせて貰おう、今ぐらいは。
私が依存ルートに行かないように頑張りつつ！！

｢さて、それじゃあそろそろ授業ですし教室に戻りますか｣

なんて言うと｢もう戻るの？｣とペ神に言われる。

｢気分も良くなりましたし…なにより最近サボり気味ですしね｣

｢石川先生の授業でもありますから！｣

なんて言うと｢そっか、なら頑張ってね｣と返してくれた。

sn｢兄さんも何時でも保健室に来ていいって言ってたから｣

｢ありがとうございます、何かあったら来させていただきますね｣

そう言って保健室から出ていった。
放課後までいたかったけどヤンデレ悪化されたら困るしなぁ…。

私は教室の扉に違和感を感じて教室に入らないでいた。
上に黒板消し…すっごいアニメチック。
そして水は多分ないだろうから…残るは集団リンチってとこかな。

私はそんなことを思いながら兄さんが来るのを待っていた。
するとやっぱり兄さんは来て兄さんも違和感に気づき扉を開けてくれた。

ni｢これでいいか？月島｣

｢ありがとうございます…困ってたもので｣

すると机が少し傷だらけになっていた。
学校の備品にこんなことするやつおりゅ？なんて思いながらも席に着いた。

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