ヒロインお前が悪女やってどうする

逃げる ページ5

貴方side


私は急いでその場から移動した。
何処に行こうかななんて思いながら廊下を歩いていると人とぶつかる。

｢ごめんなさい｣

｢いや大丈夫やで、って月島さん…？｣

｢きょ、新来先輩…｣

そう言うとピコンとまた通知くる。

新来 京(しんらい きょう)のプロフィールが追加されました。
プロフィールが見たい場合は情報表示と言ってください。

kyo｢名前知っとるんか…月島さんもサボり？｣

きょーさんこと新来先輩。
背高いくてかっこいい…なにより声がいい…！！！
皆いいけどね！！！なんて心の中で興奮しながら話す。

｢まぁ、そうなりますね。
5時限目まで自由なので｣

そう言うと｢せっかくやし｣とそうきょーさんが言って自分の手を掴み連行される。

｢ちょ、ど、どこ行くんですか！！｣

kyo｢先輩の言うことは絶対や、俺に付き合ってもらうで｣

そう聞き私はそのまま大人しくついて行った。
これはヒロインのイベントじゃないから大丈夫…なはず、なんて思いながらついて行くと屋上にくる。

｢あの、｣

kyo｢俺達が許可してんねん平気や｣

屋上に続く階段を登る。
扉の前で手が離される、きょーさんが扉を開けるとらっだぁ運営がいた。

ピコンとまた鳴る。

らっだぁのプロフィールを入手しました。
レウクラウドのプロフィールを入手しました。
緑色のプロフィールを入手しました。
コンタミのプロフィールを入手しました。

らっだぁ運営のプロフィールが手に入る。
好感度をあげないと手に入らない情報があるのか後で確認しよう。

kyo｢すまん待たせた｣

そう言えばさっきみどりくん教室にいた気が…。

cm｢きょーさん遅いよ？｣

rd｢何分待たせるつもりだ｣

md｢ﾏﾀｶﾗﾏﾚﾀﾉ?｣

ru｢サボっていいのか…ほんとに｣

kyo｢すまん、あともう1人連れてきたで｣

そう言って私を紹介しようとするが私は静に数歩横にズレていた。

kyo｢…あれ｣

rd｢きょーさん？？｣

これは逃げた方がいいのだろうかなんて思いながらいると扉がガチャと開く。

hr｢屋上ひろい…！！｣

そう言いながらヒロインが入ってきた。
普通の王道でもヒロインは昼休みまで休む暇がないはず…？
まさかこのヒロイン、転生者？！

hr｢って、えっと…同じクラスの…？｣

みどりくんにそう言うヒロイン。
みどりくんはレウさんの後ろに隠れる。これ私逃げれるのでは？

なんて思い扉から出ようとすると小声で｢悪女のくせに｣と聞こえた。
黒だなそう確信した瞬間だった

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