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神威と総悟くんとの戦いが終わったあと、私と阿伏兎は神威を置いて伊賀へ向かっていた。神威は伊賀(こっち)に来たがっていたが、あんな重傷の奴を連れていけるかって話だ。


「副団長!船がやられました!」


伊賀に着く直前、服部全蔵が船に何か仕掛けをしたらしく、艦隊が燃え上がる。今回でどれだけ金が吹っ飛んだのか。考えるだけで頭が痛くなる。

船を近くに離陸させると、死んだと思っていた将軍の姿が見えた。阿伏兎の指示で一斉に部下が将軍の首を狙いに行く。私も向かおうとするが、何処からか現れた忍が私の首元に刀を突き立てようとした。


「あっ、ぶな」


上体を反らし、右脚で地面を蹴る。空中で一回転し、左脚で忍の顎を狙う。白目を剥いて後ろに倒れる忍の背後からまた二人の忍が刀を向けてくるので、腰に差していた番傘を取り出して、大きく横へ振り回せば忍は吹き飛んだ。


「蛆虫みたいに数多い」
「団長と似たようなこと言うなァ」
「まじ?私は頭脳系夜兎だから、あの戦闘狂と同じ野蛮な事を考えないはずなんだけど」
「はいはい、そうですか。ほら、お嬢ちゃん。次、来たぞ」


適当に私の言葉を流す阿伏兎に言い返そうとしたが、また忍たちが一斉に私たちに襲いかかる。番傘で私が忍たちに銃弾を撃ち込み、阿伏兎は銃弾に当たらなかった忍たちを薙ぎ払っていく。

次から次へと湧いていく忍たちにうんざりしながら、逃げていく将軍を追いかけていくと、道中部下たちが倒れている。夜兎相手に白兵戦でここまで倒すなんてあの人たちしかいないだろう。倒れている夜兎を尻目に歩いていくと、将軍を真ん中に護っている五人のサムライたちの姿を目にした。


「A、お前何で……」


私を姿を見た近藤さんは目を大きく開いて驚いていた。


「私が春雨の人間だからですよ。なので、将軍の首くれませんか?くれたら命はとりません」
「ふざけんな。てめぇらに将軍様を渡すわけないだろ」


近藤さんの代わりに答えるように、土方さんは私を鋭い目つきで言い返す。穏便に澄ましたかったのにな。私は一歩前へ行こうとしたら、阿伏兎の所から爆発が起こった。それと同時に大きな手裏剣が出てきて、近くにいた部下らが真っ二つへ。その隙に将軍を連れて近藤さん達は逃げる。そしてまた新しい忍が現れた。


「げほ、げほ。忍って物騒……。あっはっはっ!阿伏兎、また左腕が、!」
「ツケも一緒に飛んでくれたら良かったけどな」
「ははは!可哀想!」

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 沖田総悟   
作品ジャンル:アニメ
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ますしん - 更新お待ちしています (9月4日 14時) (レス) id: 330bdb2da9 (このIDを非表示/違反報告)
- 神威オチがいいです (5月23日 7時) (レス) @page24 id: 5a2153f7ba (このIDを非表示/違反報告)
めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんばんは^_^楽しく読ませて頂いてます。沖田くん落ちが好ましいですが、沖田くんピュアなの好き! (2023年3月4日 20時) (レス) id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
ミワ(プロフ) - かっちさん» コメントありがとうございます。今作品の夢主を気に入っていただき、ありがとうございます!夢主の投稿を是非載せてください! (2023年2月28日 23時) (レス) id: 07a3cb3a6c (このIDを非表示/違反報告)
かっち(プロフ) - この作品の少し大人な感じがリアルで惹かれました。そしてこの夢主ちゃんを描いてしまいました…。私のイラストを更新する作品にそれを出したいのです。それから、この作品の夢主ちゃん描きましたよ、とこちらのURLを貼りたいのですが、よろしいですか? (2023年2月23日 21時) (レス) id: 1b6cbbdaba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミワ | 作成日時:2022年11月16日 23時

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