【銀魂】働き兎の就職先は地球

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「A。言いたいことは」
「事前に休む連絡しなかったのは私の落ち度だと思いますが、休む連絡したから何も悪くないと思います」
「お前が休むとな、俺の仕事が増えるんだよ」
「えぇ……。それで怒られるの？理不尽すぎて泣いちゃいます」


真選組の屯所へ帰ってきて早々、土方さんに呼び出された私は副長室で大量の書類を渡された。大半は総悟くんの始末書を代わりに書いている。何でいない間に事件起こすんだよ。起こさなきゃ死ぬ病気でもかかっているのか。
小さく溜息を吐き出しながら、始末書を書いていると勢い良く襖が開いた。


「トシ！鉄が攘夷浪士に捕まった！」



▽▼▽


佐々木鉄之助。幕臣のうちでもあるエリートばかり輩出している名門佐々木家の御子息。だが、佐々木鉄之助だけは何故か悪さばかりをして手を付けられなくなった佐々木家は真選組にたらい回しにした。私がいない事もあってか、佐々木鉄之助を土方さんの小姓につけさせた。最初は手のかかる奴だったが、土方さんの言葉に何か引っ掛かったのか。改心して、佐々木鉄之助は変わっていこうとした矢先に攘夷浪士に捕まってしまった。

廃墟が建ち並んだ場所に白と黒の組織が対立する。私は見廻り組の局長に見覚えがあった。あの人は確か。


「A。お前も付いてこい」


総悟くんに呼ばれ、私は佐々木鉄之助の救出の方へ向かった。とは言っても、総悟くんは女の隊士の相手をし始めて私が近藤さんと山崎さんを連れて行く羽目になった。


「近藤さん」
「何だ？」
「助ける手段はあるんですか？」
「臨機応変に動くってやつだな」
「うっわ、適当すぎ」


何で私の周りには無鉄砲しかいないんだ。世話見るのは大抵私なんだからしっかりしてほしいんだが。
呆れてものも言えず息を吐きだして、近藤さんの後をついて行く。すると、空から佐々木鉄之助が落ちてきた。落ちてきた佐々木鉄之助を山崎さんがキャッチし、近藤さんがバズーカを上空に撃った。先に言うが、ラぴゅタではない。


「A！お前は鉄と一緒に先に下に降りろ！」


近藤さんの命に従い、私は佐々木鉄之助を担いで下に降りていった。後のことは全て皆任せ。私は暴れ狂う皆の姿をパトカーの上で眺めた。

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