【銀魂】働き兎の就職先は地球

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三人は目を疑った。Gのサイズが規格外に大きすぎる。もう一度Gの姿を見たAは気を失って倒れそうになるが、沖田が抱き上げたので倒れなかった。


「うおおおおい！？何だよトシ！？バケモンか！」
「俺に聞くな！あんなの地球外生命体しかねェだろ！」
「土方さん早くアイツ退治してくだせェ！鬼の副長だろ！」
「そうだトシ！ここで鬼の副長の力を見せろ！」
「俺に任せるんじゃねェ！」


浴場にいるGはカローラ並にデカい。普段見るあの小ささな倒せる。だが、この大きさは知らない。大きすぎると気持ち悪い。特に触覚。ゾワゾワゾワと三人に鳥肌が立つ。

アイツが動く。大きいからか、亀並みに動きが鈍い。「トシィィィ！局長命令だ！斬れええええええ！」とあまりの気持ち悪さに近藤は叫ぶ。「そうだ土方！ここがお前の活躍の場だ！」と沖田も叫ぶ。


「ふっっっっざけんな！俺の愛刀を何だと思ってやがる！」


キレる土方。土方の叫び声に意識を取り戻したのか。Aは目を開ける。そしてまたGの姿を見て叫んだ。


「みぎゃ！？」
「ちょっ、A！？」


お姫様抱っこされていたAは沖田の腕の中で暴れる。水を浴びされた猫みたいの凶暴さだ。暴れて、Aは沖田から離れて浴場から出た。そして戻ってきた。番傘を持って。


「死ねえええええええ！」


無数の銃弾と破裂音。「Aー！？」と近藤と土方は悲鳴が上がった所で時は既に遅い。倒されたものも屯所の浴場Aの手によって壊された。


「はぁ……はぁ……」


Aは呼吸を整えながら番傘を下ろす。


「これで解決」
「解決、じゃねェよ！どうすんだよお前！風呂場壊れたじゃねェか！」
「じゃあさっさと土方さんが斬って殺せばよかったじゃないですか！」
「何なのお前ら！俺の刀に何の恨みあんの！？」


真選組の中でも冷静沈着な二人。しかし浴場の崩壊で修繕費などで悩まされる土方とGを見ておかしくなったAにいつもの冷静さなどない。ギャーギャー言い合う二人に近藤は「落ち着けお前ら！」と止めに入るが、「うるせえゴリラ！」と言われてしょげる。そして。


「どっちしろ私が殺らなきゃ退治でき、」


はらりと。バスタオルが落ちた。ここでお約束だ。


「キャァァァ！」
「叫ぶな！」
「お前は早く隠せ！」


悲鳴を上げる近藤と意外と冷静なA、土方はバスタオルをぶん投げた。


「おっ。星が綺麗でさァ」


崩壊したことで夜空が見え、沖田は呑気に呟いた。

夜兎は上司の尻拭いは慣れている→←夜兎でもアレは無理

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