【d!】頼む、舞台から降ろしてくれ【実ｼ兄者】

水面下で氷点下 ページ12

可愛い子だと思ってた子が男の子だと衝撃な事実を突き付けられてショックから立ち直れずに私はいた

いやでもこれ中々に失礼だなと考えたら一瞬で立ち直れた。性別が違ったからってガッカリするの最低のする事だからね、危ない危ない


｢勝手に勘違いして落ち込んですみませんでした……｣

sha｢まぁ間違われることはよくあったから別にええよ｣

｢…本当に男の子？｣

sha｢疑問持つのも失礼やってこと分かっとる？｣


呆れたように笑われた。うわその表情いいね、私好きよ
でもこんなに可愛いのに男の子ってのが私は信じられなかった。それくらい可愛いって分かって


kn｢…A、もうソイツ助けたんやしええやろ｣


ちら、とシャオロンを一瞥して私に向き直った皇太子は何かつまらなさそうな表情を浮かべていた


sha｢…なんや、皇太子サマは男には厳しいんか？｣

kn｢A以外興味無いだけやわ｣


バチりと火花が散った気がした。漫画とかアニメでしか見た事ないような火花が見えた気がしたよ
今私が何か言えばひと悶着起きそうな気がして、ちらっと皇太子に視線を送れば、ただただ優しく微笑まれた。違うそうじゃない


sha｢そう言えば俺を助けてくれたお姫様はAって言うんやったな｣

｢…名前言ってなかった！！A・ノーブルと申します｣

sha｢宜しくな、お姫様。仲良おしてくれると嬉しいわ｣

kn｢A、仲良おせんでええで。俺以外の男と仲良くなる必要も無いしな｣

sha｢怒ってばっかやとお姫様に嫌われるで？｣

kn｢そんなんで人嫌う程Aは心狭ないわ｣

｢決定権は私にないの？？｣


純粋な疑問を口にすると、2人は勢いよく私に向き直って悲しそうな顔をした。やめて！！その顔私は弱いの！！！2人とも分かってやってる訳じゃないから尚更タチが悪い！！くそっ！！好き！！(チョロ)


kn｢Aは、俺だけと仲良おしてくれるんちゃうん…？｣

sha｢俺、お姫様と友達になりたいんやけど…｣

｢くっ…！！その顔をとりあえずやめてください…！！！｣


しょんぼりした2人をとりあえず慰めて、｢シャオロンは友達になりたいって言ってますから、友達になるのだけは許してくれませんか？｣と皇太子に言えば、皇太子は｢名前で呼んでくれるのなら｣と許してくれた。優しい


sha｢これからお姫様に会いに遊びに行ってええ？｣

kn｢は？友達になったからって調子乗っとんちゃうぞ｣

sha｢皇太子サマには聞いとらんけど？｣

｢何ですぐ喧嘩するの？｣

確かな頭脳を持ってる筈→←謎センサーは性別までは汲み取れない

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