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拝啓、親愛なるあなた様へ ページ1
拝啓、親愛なるあなた様へ
春の日差しが暖かい季節となって来ました。
本日はどのようにお過ごしでしょうか。
こうしてお手紙を書かせていただくというものは、とても新鮮な気持ちになりますね。
あなた様が仰った通り、私はこのように毎日
あなた様にお手紙をお書きしようと思います。
ただ、いざお書きするとなりますと何を書けばよろしいものか恥ずかしながら、
何も浮かばないと言うのが正直な所でございます。
昨日はあなた様から唐突に手紙を毎日書いて欲しい、しかし別れてほしい、というお願いを申し出された時
それはもう、私は大変驚愕しました。
私は未だにあなた様を
未練がましく想い続けている様です。
あなた様は、
こんな不躾な私をお許し下さいますでしょうか?
それでもあなた様が手紙を望むのでしたら私は毎日、
拙い文章ながらもあなた様へ沢山の私しか書けない言葉を綴ろうと思います。
それではまた。
敬具 A
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作者名:恋@眼鏡 | 作者ホームページ:http://sukinaharahasakuradeui
作成日時:2017年9月28日 0時