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例えば ページ40

「ったく、、重っ…やっぱ昔に比べると、」



誰かが文句を呟く声がして、



そしてなんか身体が宙に浮いている感じがして目を開けると、ふわふわの後頭部が目の前にあった。





「ん?」



「ん?じゃねーよ笑 起きた?」



「……っ、ええっ?!ちょ、なにしてん、」



我に返ってみると私は宏におんぶされて路地にいた。



「うわっ、ちょいちょい!動くなって!…降ろすぞ」


私を背中から降ろすとペットボトルの水を差し出した。



「ありがとう、てか…ごめん、、全然記憶にないんだけど…」



「じゃあ思い出さなくていいわ笑」



「えっ、私何かやらかした…?」



「やらかしたって、例えば?」



「例えば……」




「好き、っつってたけど」








「はぁっ?!」




「そろそろ正直に言えよ、俺のこと好きなんだ、って」



「ちょ、何言ってるの…別に私は、」



「俺は好きだけど」






「……え?」






突然の告白だった。




「もしかして、お前鈍感?笑」



「鈍感?」




「まぁ、昔からずーっと好きなのに、気づいてくんねぇんだもん。鈍感すぎ笑」




「…………そんな、、じゃあ彼女は?」





この時、今までの自分がどれほど鈍感で馬鹿だったってことに気づいた。




「いねーし。大体俺1回でも彼女いる、って断言したか?笑」




「して…ない、」




細い道で街頭に照らされた宏がニカッと笑って私に歩み寄った。

キスさせて→←好きって、誰を



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とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2020年3月22日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユナ | 作成日時:2020年2月27日 23時

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