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どんどん好きになってる ページ31

一人暮らしになり、初めて訪れたとはいえ、幼馴染の家はやっぱり何か懐かしいものを感じた。




「懐かしい…気がする笑」



「いや、ここの俺んち来たの初めてだろ笑」



「そうだけどさ、やっぱり落ち着くねなんか笑」



「そう?笑 まぁその辺適当に座って。テレビでも何でもテキトーに笑」



「ほんとに宏がご飯作ってくれるの?」



「まー簡単なもんしか作れねぇけど?笑 疲れてるんだったら待っとき〜」



「ごめん、ありがとう笑」



「ほーい」



彼の家の、彼のソファで、彼のテレビをつけては見たけど。



何よりもキッチンに立つ彼の背中が大きくて、そんな姿を見ているだけで自然と笑顔が零れた。



「なんか俺のこと監視してる?笑」



「ううん、してない笑」



「心配すんな、お前のクッキーみたいに焦げねぇから笑」



「ちょ、大昔のこと掘り出さないでよ!笑」



そう言えば廣瀬先輩にチョコを作った時も宏の家だったっけ。



「懐かしいよなぁ〜、お前廣瀬って先輩来る度に顔真っ赤にしてさ笑」



「だってすっごい好きだったんだもん。そりゃ赤くなるよ」



そんな昔の恥ずかしくもほろ苦いエピソードを語れるのも、宏だからだろうな、なんて。



「よっしゃできた〜」



「ん〜なんかいい匂いする」



「俺特製・チーズおむらいす〜」



「えっ、チーズ?!」



「お前チーズ好きだったもんな笑」



「よく覚えてたね笑 最近チーズ摂取できてなかったから嬉しすぎる」



「はいはい召し上がれ笑」




「いただきます……ん、?ん!おいひぃ!」



「ほんと?」



「うん!おいしいすっごく!すごい、凄いよ宏!」



「まぁ、///」





なんでだろう。





彼を見る度に、やっぱり成長していてかっこよくて、なんでもっと早く気づかなかったんだろうって思ってしまう。



「ごちそうさまでした笑 私皿洗いする…」




「いやいや、今日はマジでいいから。休んでろって」



「でも…」



「いいって笑 ほら、たまには休まないと」



「……じゃあ、少しだけ…」



「ふふっ笑」



はぁ、どうしよう。




どんどん彼のこと好きになってる。




宏は彼女がいるのに。




こんなことなら家なんて来なきゃよかった…。

一晩→←譲るって



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とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2020年3月22日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユナ | 作成日時:2020年2月27日 23時

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