立候補してもいいですか? ページ23
「じゃ、お疲れ様です。お先に失礼します!」
そう告げて職員室を出ると、廊下で宏とぶつかりそうになった。
「わっ、びっくりした笑 えっ、もう帰んの?」
「ん。じゃ、お疲れさ…」
「待って、今日飯でも行かない?久々に会ったんだし…」
「ごめん。先約あって、、」
「そっか。じゃ、また明日」
「お、おう。お疲れ」
なんでだろう。
私、昔ならもっとちゃんと話せてたよね?
こんなに胸がドキドキしてたっけ?
駅前の居酒屋に入ると、先に中野先生が座っていた。
「すみません、ちょっと仕事片付けようと思ってたら時間かかっちゃって…」
「いやいや、まだ僕も何も頼んでないんで笑」
それから私たちは飲みながら仕事の話や子供たちの話、相談を次から次へと話した。
すると、 2人ともほんのり顔が赤くなってきた頃、彼が私に聞いた。
「渕野先生って、この間入ってきた北山先生……あっ、先生じゃないんだっけ、、彼と知り合いなんですか?」
「え?あぁー、まぁ…笑」
「もしかして彼氏?」
「はい?!そんなわけ笑」
「ふーん…じゃあ、、昔好きだった人とか?」
「なっ……んで、そんなわけないじゃないですか///」
「図星っすね笑 で、今は?」
「へ?」
「まだ好きなんですか?彼のこと」
「いや、今は別に…」
「そっか…じゃあ僕が、」
「僕が?」
「立候補、していいですか?」
「立候補…とは?」
「彼氏候補、僕でもなれますか?」
あれれ、酔ってるのかなこの人。
こんなこと中野先生言う人じゃないのに。
「彼氏…候補……ですか、」
それから数分悩んで先生の方を見ると、カウンターの机に突っ伏して寝てしまっていた。
「先生?中野せんせ…?」
はぁ…なんだこの展開は。
ドラマか?マンガか?笑
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とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2020年3月22日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユナ | 作成日時:2020年2月27日 23時