そばにいてくれたのは ページ18
それからまた半年が経って冬が来た。
2月になり受験シーズン真っ只中。
今日も塾から自転車を走らせて帰る途中だった。
正直疲れて、寒くて、しんどい。
そういえば朝から頭も痛くてすごく眠くて…
あれ?これってもしかして…
そんなことを考えていた時だった。
体がふら〜っと宙に浮いて目の前が真っ暗になった。
「はぁ、はぁ、、」
「…やっ!あやっ!」
ぽすっ、と誰かの腕に収まったと思って目を開くと宏だった。
「宏……はぁ、はぁ、、」
「お前、体すげえ熱いって…なんでこんなんなるまで……」
それからのことは覚えてない。
気づけば朝になっていて、私は家のベッドの中にいた。
「おかあ、さん?」
「もう、こんな大事な時期に熱出すなんて笑 宏光くんにも迷惑かけて…」
「宏?」
「そうよ?宏光くんが昨日の夜あんたを背負って自転車2台引いて家まで運んできてくれたんだから!会ったらお礼言わないと」
思い返せばいつもそうだった。
私の人生のほとんどが宏で出来ていて、いつも辛い時、助けが欲しい時は宏が現れた。
いつも、そばにいてくれたのは宏だったんだ。
66人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみにしてます!リクエスト大丈夫ですか? (2020年3月22日 0時) (レス) id: 1f79981bd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユナ | 作成日時:2020年2月27日 23時